今日は僕の誕生日です。
何か良いことあればいいな~。
と思いながら13時頃起きました。
そこでまず僕の目に飛び込んできたのは、ランホウの佐古です。
ランホウの佐古が寝転びながら、パスタをすすってる姿です。
最悪です。
誕生日という素晴らしい日に佐古に出会ってしまうなんて・・・。
佐古と目が合い一瞬気を失いましたが、なんとか精神を落ち着かせて彼にこう尋ねました。
僕「今日はパチンコに行かへんの?」
佐「今日はバイト。」
僕「家賃はいつ払いに行くの?」
佐「えっ、いつまでなん?」
僕「今月分やねんから、今日しかないやろ!」
佐「えっ、今日!?今お金無いわ。」
僕は自分の耳を疑いました。
昨日もランホウの佐古くんに家賃ちゃんと払えるか確認しているんです。
そして佐古くんは、
「ちゃんと払えるよ。」
と答えてるんです。
一応、佐古くんに聞いてみました。
「どないするん?」
佐古くんは答えました。
「おかんがまだ仕送りのお金振り込んでくれてないから、ごめんやけど払っといて。」
最悪です。
人として最悪です。
頼み方も最悪です。
23歳で親のスネをかじってるところも最悪です。
誕生日の僕におめでとうの一言もないところも最悪です。
家賃が払えず家を追い出されるのも困るので、仕方なく僕が佐古の分を払いました。
彼は現在20万近くの借金があります。
もし誕生日プレゼントを貰えるのであれば、佐古の替わりにルームシェアをしてくれる人が欲しいです。
油ロック 田中ポイズン
※ノンフィクションです。