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さくやです。

今回から、

ダメな自分にとことん直面して、
そんなダメな自分を受け入れて、
ハリボテの自信ではない、
等身大の自分への自尊心を身に着け、
ベストパートナーと出会った、

SPCメンバーのお話をしていきます。

ご本人から掲載許可をいただいています。

彼女Nさんは、
雪深い東北の片田舎に住む、
40代後半の女性です。

恋愛経験も少なく、
その数少ない恋愛も、
大切にしてもらえない関係ばかりでした。

手に入りにくいものほど
価値があると思えてしまうのでしょう。

Nさんは、
何年も前にフラれた最後の彼を忘れられず、
鬱々とした日々を過ごしていました。

元カレからフラれて自信がなくなり、
自分のことをかまう元気もなくなり、
生活のリズムも狂い睡眠不足になり、
ストレスからくる過食も手伝って、
体重も一気に増えてしまい、
顔も身体もパンパンにむくんで、
ますます人前に出る自信がなくなり...

ご両親や家族との仲もあまりよくなく、
職場でも叱られてばかり...

どこにも居場所がない。

年ばかり取って太ってしまって、
ますます自信がなくなり、

「こんな自分じゃ
誰からも好きになってもらえない...
でも、このまま一生一人ぼっちはイヤだ...」

そんな葛藤を抱えて、
3年前にSPCの門を叩いてきたのです。

SPCとは、
「サステナブル・パートナーシップ心理学講座」
の略称。

わたしが主催する、
パートナーシップを学ぶ講座です。

今だから言えるんですが...

わたしはホンキの人は
どんな人でも受け入れます。

ご本人がホンキであれば、
どんな状態からでも
ミラクルを起こせるからです。

ですが...

SPCに参加してきたNさんを見た3年前。

「う～む...大丈夫かなぁ...」

という言葉が
思わずポロっと出てしまったのです。

自己肯定感が低くて、
すぐ人の言いなりになってしまう、
受け身で依存的で、
自分の意志というものを持たない、
妖怪みたいな存在。

それがNさんから感じた、
わたしの第一印象だったのです。

妖怪なんて言っちゃって、
いくらなんでも言いすぎじゃないの？
とおっしゃる向きもありましょうが、
東北の民話に出てくる妖怪。

もうそれしか
形容詞が見つからなかったんです。

まあ、かくいうわたしも、
東北出身なもんでね。

彼女の悩みは、

・自分に自信が持てない
・決めたことが長続きしない
・そんな自分がますますイヤになる
・過食が止まらず太っている
・女性としての自分に
　ますます自信が持てなくなる
・人からバカにされる
・イヤだと言えない
・自分の思っていることをはっきり言えない
・ますます悲観的になる
・被害者意識も強くなる

といった具合でした。

そして...

「決めたことが長続きしない」
と自己申告した通り、
彼女、途中からセミナーに顔を見せなくなり、
地中深く潜りこんでしまったのです。

それはまるで、
セミのようでした...

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妖怪みたいなひと