仁和寺の隠れた守り
3月に仁和寺に来て知ったんだけど
5月28日の五大明王祭
この日だけ金堂にある
五大明王の壁画が
公開されるの
年に一度だけなので
見逃せない
というわけで仁和寺へ
五大明王とは
不動明王を中心に
北:金剛夜叉明王
東:降三世明王
西:大威徳明王
南:軍荼利明王
から構成される
教えの妨げる煩悩や誘惑から守り
悪を退治する役割を持ち
人々を導き救う
密教が生み出した最強集団
私たちの人生から
道を外れないようにしてくれる
強面のガードマンたち
…って感じなのかな
相変わらず
大きすぎて写真に収まらない仁王門
浄化の参道をまーっすぐ
進むと中門(今は修繕中)
その一番先にあるのが
金堂
ただ、五大明王たちの前に
気なっていた
大黒堂の護摩供へ先にいく
ちょうど始まったところで
中には人がいっぱい
初めて護摩供を見たんだけど
お経(真言)に反応して
煙が動いてる感じがして不思議でした
(炎は見えなかった)
それがひと段落して金堂へ移動
いよいよだ〜
どんな感じなんだろぉ〜
と緊張しつつ入ります
金堂では
法要と法話(約15分くらい)
その後に
案内してもらう流れです
(金堂の中の写真は撮れません)
『こちらからお入りください』
と普段通れないところから
誘導されて進みますドキドキし💓
五大明王の壁画まで皆で移動
そこでも、それぞれの
明王の説明をしてもらいます
仁和寺を御所から今の場所へ移築した時に
金堂の阿弥陀如来の後ろにある絵の板の裏側
この金堂の守りとして描かれたもので
一般に見せるためのモノでもなかったそう
『普段は物置になる場所で
拝礼する場所ではないので
この機会にゆっくりご覧ください』
と説明もいただきました!
ではでは、
五大明王をじっくり見るぅ
私の第一印象は
めっちゃキレイに
色残ってる
それそのはず
このご開帳自体が
始まったのが令和元年から
それ以前は
日に晒されることもなかった分
当時の色が修復なしで
かなりキレイに残ってる
そこだけが描かれた頃の
時代そのままの空気が流れてるみたいで
なんかドキドキがとまらん
明王を描く線のたっちも繊細なのに
エネルギーが満ちていて
迦楼羅炎からは炎の音が聞こえそう!
薄暗い中でみる五大明王たち
怖い顔(忿怒)をしてるはずなんだけど
どこをみても
優しい空気
(ただし、観に来てる私たちも
明王さん達に見られてる感は否めない)
あぁぁぁ
あなたにも
見てほしい
写真にはおさめられないから
お姿が一緒になった
この日だけ限定の御朱印を
不動明王
金剛夜叉明王
降三世明王
大威徳明王
軍荼利明王
壁画での五大明王の並びを御朱印で再現
(東側)
金剛夜叉明王
降三世明王
不動明王(中央)
軍荼利明王
大威徳明王
(西側)
ただ、人が多くてゆっくりできないし
私はドキドキが止まらないので
その興奮を抑えて
一旦、金堂の外へ
金堂の裏
この向こうに五大明王さん達がいます
少し移動して
こちらにも不動明王さん
水掛不動明尊
一願成就の不動明王の
ここよの空気が好き
その参道にある鐘楼
朱色は変わらずキレイ
仁和寺の五重塔
ここの五重塔の重量感半端ない
龍の瓦(あなたは見つけた?)
ドキドキを落ち着かせるために
フラフラと歩いてたけど
やっぱりもう一回見よう
ともう一度、金堂にもどって
法要から聞かせていただき
再度ゆっくりと見させていただきました
はぁぁぁ満喫
よし、これで帰れる!と
思って空を見上げたら
日暈
縁起がいいねぇ〜
このあと分厚いくもがかかってしまったので
日暈はほんの一瞬で終わってしまった
でも、いいタイミングで見せてもらえるのは
嬉しいね
夏の空になってきたね
お不動さんは
私の曾祖父が大事にしていたこともあって
私も勝手に身近に感じてます
なので、
五大明王祭に繋がったのも
不動明王さんからご縁
とおもって、
今回初めて来てみたけれど
予想以上に良かった
迷いや魔がさすのを断ち切る強さと
人を思って厳しいことも伝える優しさを
持ってる五大明王
その明王たちに出会えて
そのエネルギーにふれあえたのは
とても新鮮でした
コレを見ているあなたも
繋がってほしい
素敵な明王さん達なので
ぜひ、行ってみてね
(ただし、来年になるけど)
良いお参りでした