いつもいつも古い話で申し訳ないですが、同世代の方には、懐かしさを感じて頂けたら、世代が違う方には、そうなんだと思って頂けたら幸いです

 アイビーのピークが過ぎて、デザイナーズブランドが取って代わろうとしている昭和の終わりに、自分達の世代は青春を過ごしました
 
 高校三年生の時に、コムサ・デ・モードの麻のスーツを買ったのが始まりです

 肩パットぱんぱんの逆三角形のジャケットとツータックの太いズボン、全体的にダブっとしたシルエット、吉川晃司をイメージしてもらえれば良いのかな(小生は似ても似つかない風貌ですが(笑))

 デザイナー毎に小さなショップがあって、黒を貴重とした殺風景な冷たい内装と、薄暗い照明の中、黒ずくめの格好で後ろ髪を刈り上げた店員さんは、ハウスマヌカンと呼ばれたお姉さんがでした(笑)

 自分は渋谷のマルイかパルコで買っていましたが、そんな暗黒空間に行くには、普段着で行ける訳もなく、デート以上に決め込んでいました(笑)

 大学生になると、普段着はtakaQかMITSUMINEでベースをつくっておいて、決める服は、
◇シャツはワイズで、パンツはコム・デ・ギャルソン、ジャケットはニコル
◇カジュアル色も必要なのでメンズ・ビギ


 バイト代の半分を費やして着飾りました。特にジャケットが大好きで、卒業の時には7着になっていました(笑)

 そんなアイテム達も、あれから35年の遥か彼方のことに、でも、なんと、その中の1着が今でも残っています

 他の服は生地がくたびれて全て捨ててしまいましたが、このジャケットは、問題なく今でも着れます 
 ただ、あの頃、ダブダブだったものが太ってジャストヒット(笑)肩パット外して4センチ詰めてますが(笑)

 ニコルのジャケットの35年ビンテージ物です。もう古着の域だよね(笑)値段も相当したので生地は良い物だったのでしょう