夜も明けきらず、冷気に包まれた函館駅にやってきました。
さすがに函館駅もこの時間では人もまばらです。
ここから1泊2日の2日目がスタートします。
本当はもう少し宿でゆっくりしたかったのですが、2日目は8時頃までに青森駅に行きたいのでこの日も朝からレッツ移動です。
函館駅の駅舎は今のものになる前の姿がありまして、以前はこの辺りに函館本線の起点があったようです。
こういうのは良いですね。
函館駅はJR北海道と第三セクターの道南いさりび鉄道が乗り入れる駅です。
道南いさりび鉄道で木古内まで行って新幹線に乗るプランも考えましたが、それだと間に合わないので今回はJRで新函館北斗を目指します。
6時7分の普通はこだてライナーでも乗り継ぎは可能ですが余裕を持ってスーパー北斗に乗ります。
函館→新函館北斗の特急料金は自由席で320円です。
新幹線の乗り継ぎ割引を適用させれば160円で済んじゃいますね。
5番線の辺りに函館本線の0キロポストがあって、ここから函館本線が始まります。
さすが北海道と思ったのが、改札を抜けて通路からホームまで向かう際に2回扉を潜る必要があることです。
函館駅、寒さや雪対策はバッチリです。
車両はこちら、キハ261系です。
なかなか精悍なフロントマスクです。
関東の方なら、特急あずさを連想するかもしれません。
先頭のロゴマークには「SUPER HOKUTO」の文字と北斗七星が描かれています。
本年3月のダイヤ改正後は「スーパー」が外れてただの「北斗」になるそうですから、このロゴマークも見納めかもしれません。
さあ乗車しましょう。
スーパー北斗なら函館→新函館北斗は約15分の短い旅ですが、個人的に初のJR北海道気動車特急を楽しみたいと思います。
列車は7両編成です。
今回は乗車時間が短いのでサクッと自由席に乗車します。
1号車がグリーン
2号車～5号車が普通車指定席
6号車～7号車が普通車自由席
です。
朝一番の函館からですと自由席はガラガラでした。
座席ですが、これ座り心地良いですね！
札幌まで乗り通すロングランの方もいらっしゃるからなのか、普通車でも充分な造りになっています。
普通車がこの出来ならグリーンがどんなものか期待してしまいそうです。
次の機会があればグリーンに乗ってみたいですね。
座席にはチケットホルダーが付いています。
ここに乗車券を差しておけば居眠り中でも勝手に検札してくれそうな予感です。
ロングラン列車ということもあり車両の端の方には大きい荷物を置くラックがあります。
函館を出発します。
冬場のこの時間ですと外はまだ真っ暗で、ちょっと景色は期待できないかな？といった具合です。
外を見ると貨物列車が。
「おっ、レッドベアーだ！」と思ってスマホのカメラを向けると、中国人と思われるおじさんが写り込んで何だか怪しい写真になりました。
そうですね、B級臭の漂う中国映画のポスターにどうでしょう？
これがポスターで・・・じゃあタイトルは「極寒超特急～我是看到了幻影吧？～」で、こんなのが上映されていたら観たいと思います？
私は絶対見に行かないです。
函館湾を挟んで対岸の灯りが見えています。
この後乗車する北海道新幹線は向こう側を走ります。
函館と新函館北斗はどちらも駅名に「函館」を含みますが、ちょっと離れているんですよね。
観光の中心になるのは函館の方です。
車両基地が見えてくると間もなく新函館北斗に到着します。
新函館北斗に到着です。
私のように1区間だけ乗って降りた方、案外いらっしゃいました。
シルバーの車体が輝いていますね。
階段を登り下りする必要がないのでこれは楽々ですよ～
ここからは青森を目指して北海道新幹線に乗車します。
車両はH5系、紫色の帯を纏ったJR北海道所属の車両が来ました。
売店で朝食を調達したら乗車です。
1時間ちょっとの移動、ここも普通車に乗車します。
3＋2の新幹線としてはベーシックな座席配置で充電用コンセントがあります。
こちらは指定席ですが、この時間の新函館北斗ですと乗車率はかなり低いです。
私の号車に乗っていたのは私含め2名です。
朝ごはんは駅弁の鰊みがき弁当と・・・ハイボールです笑
鰊の切り身と数の子がドンと乗ったお弁当で箸が進みます。
良い駅弁に出会えました！
夜も明けてきて朝っぽくなってきました。
函館で過ごした1日はめちゃくちゃ楽しかったです。
またいつか北海道に来られたらと思います。
北海道新幹線は青函トンネルを通って津軽海峡を渡り、北の大地とお別れです。
今年の冬は暖かいせいか、函館ってあんまり雪が無かったです。
なんか、函館より青森の方が雪ありますね。
新幹線を降りたらねぶたの展示がお出迎えです。
青森っぽくてこういうのいいですね～
駅に降りた瞬間からその地方を感じさせてくれる展示があるのは気分が高まります。
この自販機、よく見たら商品が全部りんごジュースです！
しかもりんごの種類が7つもあります。
とんでもない自販機と出会ってしまいましたね、さすが青森です笑
青森は新青森の隣の駅なので1駅だけ移動します。
新函館北斗と函館の関係に比べたら大したことのない移動です。
青森に到着です。
ここから乗車するのはリゾートしらかみです！
楽しみにしていた列車なんですよ。
リゾートしらかみは、また次に続きます！