その海老名、以前はロマンスカー停車駅ではなかったのですが、2016年3月のダイヤ改正から一部のロマンスカーが停車するようになりました。
改札付近にはロマンスカーの発車案内のモニターが設置され、直近のロマンスカーの行き先、停車駅、車両などが分かるようになりました。
この日は海老名から箱根湯本までロマンスカーに乗ってきました。
駅のすぐ隣が車両基地になっていまして、ホーム上から本厚木寄りの方を見ると一角にある車庫の扉が開いていました。
中にいたのは初代ロマンスカーのSEです。
珍しい車両を見ることができました。
改札内に入る前に買うのが一般的かと思いますが、改札の中に入ったら次の列車がロマンスカーだった、ということもあるかと思います。
その方々が急遽ロマンスカーに乗りたいと思っても特急券を買えるよう、ホームにも直近のロマンスカーの特急券を発売する券売機があります。
Graceful Super Expressの略でして
Graceful=優雅な、優美な
といった意味のようです。
私の英語力は怪しいので一応Googleで調べました。
GSEの乗車位置は赤色です。
非常に鮮やかな色の列車ですよね。
早速乗車していきます。
サイト上から14時30分以降の海老名→箱根湯本で検索をすると、はこね35号の前展望が1席残っていました。
1席だけですから、3Cとか4Bあたりかな?と思いながらシートマップを開くと、まさかの最前列1Cでした。
これはラッキーでしたね。
新宿や町田が絡まない区間は、前展望最前列を予約しやすい穴場となっているのかもしれません。
e-romancecarで予約すれば券売機か小田急の駅窓口で受け取れますし、インターネット上でクレジット決済すればチケットレスでロマンスカーに乗れます。
暖かみのある照明に落ち着いた色の座席が並びます。
座席の頭のカバーにはGSEの文字が入っています。
前展望の席が全て埋まっていても、その直後の席なら意外と前の眺めが良いかもしれません。
7000形LSEが走っていた頃に何回かこの作戦でロマンスカーに乗車しましたが、悪くなかったです。
GSEの場合ですと、箱根湯本・小田原行きなら1号車の5ABCD、新宿行きなら7号車の10ABCDになります。
また、GSEは座席にコンセントがあるので充電もできます。
特急料金が同じですから当たり前ですね。
これはお子さんでなくとも楽しいですよ。
ただ、午後の列車のせいかちょっと西陽が射し込んできて暑いです笑
午前中の下り列車なら幾分マシかと思います。
利用者が多い上にカーブの途中にある駅ですから、ホームから人が出てこないかちょっと怖いですよね。
運転士さんはかなり神経使われていると思います。
本厚木も東口の方なんかは数年前と全然違いますよね。
前に見える高架の道路は今年3月中旬に開通したばかりの新東名高速の海老名南ジャンクション~伊勢原ジャンクション間の道路です。
後は伊勢原~御殿場間が繋がれば、海老名から豊田まで新東名だけで行けるようになりますね。
自然溢れる感じがします。
この先で松田町に入り新松田を通過しますが、車内販売がある下り列車ですと新松田を通過した辺りで車内販売の営業が終わります。
海老名や本厚木から下り列車で車内販売を利用したい場合は乗車後すぐに購入した方が良さそうですよ。
海老名を出て30分ちょっとくらいで小田原に到着しました。
小田原~箱根湯本間のみのロマンスカーは予約できませんが、空席があれば小田原のホーム上で特急券を200円で販売します。
上り列車の箱根湯本~小田原も同様に箱根湯本のホーム上で販売があります。
この小田原~箱根湯本間のみの特急券は空いている席に自由に座れますから、運が良ければ前展望席の最前列に座ることも可能です。
小田原で降りちゃう方も結構いらっしゃいますからね。
箱根に向けて山登りですね。
厳密には小田急線は小田原までで、小田原~箱根湯本間は箱根登山鉄道になりますが、現在この区間を営業運転で走る列車は全て小田急電鉄の車両です。
60000形MSEのロマンスカーとすれ違いました。
入生田駅のすぐ近くに箱根登山鉄道の車庫があって、箱根登山鉄道の車両はそこまで行くのですが、小田急と箱根登山鉄道は線路の幅が違うんです。
小田急はJRの在来線などと同じ狭軌と呼ばれる線路幅ですが、箱根登山鉄道は新幹線と同じ標準軌と呼ばれる線路幅です。
小田急の車両も箱根登山鉄道の車両も入生田~箱根湯本を走れるよう、このようになっているみたいです。
ゆっくりとホームに滑り込んでいきます。
意外とあっという間に着いてしまいました。
早いものでもうそんなに経っていたんですね。
画像があんまり無いのですが、時間があればまた次回に記したいと思います。