※この記事の内容はネタバレを含むため、これから観たいと思ってる方は控えた方が良いかと思います。
ネタバレ抜きにしても、見ない方がいいと思います。
あと面白いと思った人も気分を害す可能性があるので見ない方がいいです。
突如として僕の生活に入り込んできたAmazonビデオ。
ウチはプライム会員(割とよく利用するためか無料?です、多分)なので、感覚としては見放題で楽しめます。
もうDVDレンタルとかの時代じゃないんだね。
で、現在Amazonビデオのプライム会員無料作品の中に、TBSドラマ「SPEC」シリーズが全部あるんです。
※ナビしか見つからなかった…
ついでにSPECの前作となっている「ケイゾク」も見られます。
ケイゾクはSPドラマだけ有料です。
※ケイゾクもドラマ版だけは見ました。
率直な感想を言います。
SP含めてドラマ版はおもしろい。
理由はたったひとつ。
広げた風呂敷を閉じるのが激烈に下手なのにガンガン風呂敷を広げに広げていく。
この作品は(SPドラマ"零"→)連続ドラマ"起"→SPドラマ"承"→劇場版"転"→劇場版2部"結" の時系列で構成されてます。
連続ドラマ前のSPドラマ「零」は最後の劇場版公開時の宣伝として放送されたそうです、面白かったですよ。
まあ一応内容の筋を大まかに説明しますと…
この物語は警視庁公安部の「現実には有り得ない現象(頭のおかしい相談)を請け負う」係、通称"ミショウ(未詳)"にいる京大出身の天才で元FBI捜査官の当麻紗綾と元S.I.T.の背文焚流(たける)、そして係長の野々村光太郎の3人(ほぼ2人)がSPEC(超能力)を持つ犯罪者と闘い事件を解決するというものです。
まあぶっちゃけて言えば、超能力犯罪者を何も持たない至って普通の人間である当麻と背文が頑張って捕まえる話です。
で、この物語はケイゾクと続いてまして、そのどちらにも野々村光太郎が上司として着いていて、何やら事情を知っているのです。
ではなぜドラマ、SPドラマは面白いのかと言えば、それが物語の起と承だからです。
物語の必要要素の定番として"起承転結"ってのがあります。
前述した通り、風呂敷は広げるだけ広げるのです。
このドラマ、演出とかは爽快痛快で小ネタもあってテンポが良く、それでいてシリアス切り替えも上手でのめり込むんですよ。
つまり風呂敷を広げるのはとても上手で面白いんです。
特にドラマは残り香の残し方がうまくて、早く次の話を観たくて仕方なくなります。
が、悲しい事にいつまでも広げる事しかできないのです。
("零"はFBI時代→日本公安未詳に入り、ニノマエとの闘いで左手を失うまでのSPECをガンガン使う当麻とS.I.T.時代の背文を描きます。)
ドラマ"起"ではSPECなしでSPECホルダー(超能力を持つ者)を捕まえてました。
SP"承"では、当麻の左手が復活しSPECを使い解決しますが、決意を胸に左手の感覚を取り去りSPECを自ら封じます。
劇場版"天"では、死んだはずのニノマエが生きていて数人のSPECホルダーと共に警察に喧嘩を売ってくるのですが、実際はそのニノマエは全員クローンである事、同時にそんな非人道的な事をする巨大組織の存在を仄めかし、最後に"セカイ"とかいうのが全ニノマエクローンを消して終わりました。
また作中では"結"の布石として当麻のSPECが暴走しそうになるシーンが多分に含まれてます。
劇場版二部作"結"では、現人類には先人類と宇宙から来た後人類(侵略者) 宇宙から飛来した隕石のアミノ酸から生まれた後発人類(一般人)とが居て、SPECホルダーはその先人類の末裔である事が示されます。
なんやかやあって、当麻と背文の頑張りで世界は後人類(現代人)が生息するものとなり、SPECホルダーの全くいないバブル(平行世界)に行き着きました。
しかし当麻は犠牲となり誰も認識できない(そもそも存在してない)存在となり、背文は同僚殺害(世界を守るため同意の下当麻を撃ち殺す)で散々の暴力の果てに投獄されます。
クッソ臭くて長いMV(ドラマ版含めた過去映像からSPECホルダーが全く居ないシーン)が流れた後、背文だけは存在しないはずの当麻を認識できる、というENDです。
※結はつまらなすぎてまともに見てなかったのであんま覚えてません。
「行きましょう、アサクラ」の一言でえ?終わったん?って気づいた始末でした。
結に至ってさえガンガン風呂敷を広げていくのが分かることでしょう。
なんだよ世界って、なんだよ崩壊って…
いつの間にかマトリックスに変わってるわけですからね、あの映画も三部目が意味不明に空中格闘してて笑いましたけど。
しかも風呂敷広げれば広げる程設定がガバガバになっていきます。
背文なんか公式で"刑事魂"でSPECねじ伏せる部分があって、ナニソレ感あるし。
転はまだ結末次第でどうにでもなるんで見れるんですよ。
でも結に至ってはもうどうにもならないので面白くないです。
じゃあ承まで見ればいいのね?ってなるんですけど、残り香が上手いんで最後まで見たくなるんですよね。
もうもはや行き先が地獄と分かってる道を歩くようなものです。
基本逃れられません。
全か零かしか道はないんです。
一応"結"の見どころを…
地居(城田優)が召喚された時のキチMっぷりと、仲間由紀恵という嫁がいるにも関わらず福田沙紀と真野恵里菜(サトリ)に抱きついてる田中哲司(冷泉俊明)が見れるのはこの映画だけです。
あとは半ゾンビを演じる北村一輝とスーツ姿の栗山千明くらいしか見どころないですね。
まあつまらないんで是非見てみてください。
あの名作『20世紀少年』を駄作映画化した監督:堤幸彦氏の手腕が遺憾なく発揮されています。
まあでもSPECに関しては結末へのシナリオが酷過ぎて誰が作っても同じかな。
終わり
ネタバレ抜きにしても、見ない方がいいと思います。
あと面白いと思った人も気分を害す可能性があるので見ない方がいいです。
突如として僕の生活に入り込んできたAmazonビデオ。
ウチはプライム会員(割とよく利用するためか無料?です、多分)なので、感覚としては見放題で楽しめます。
もうDVDレンタルとかの時代じゃないんだね。
で、現在Amazonビデオのプライム会員無料作品の中に、TBSドラマ「SPEC」シリーズが全部あるんです。
※ナビしか見つからなかった…
ついでにSPECの前作となっている「ケイゾク」も見られます。
ケイゾクはSPドラマだけ有料です。
※ケイゾクもドラマ版だけは見ました。
率直な感想を言います。
SP含めてドラマ版はおもしろい。
理由はたったひとつ。
広げた風呂敷を閉じるのが激烈に下手なのにガンガン風呂敷を広げに広げていく。
この作品は(SPドラマ"零"→)連続ドラマ"起"→SPドラマ"承"→劇場版"転"→劇場版2部"結" の時系列で構成されてます。
連続ドラマ前のSPドラマ「零」は最後の劇場版公開時の宣伝として放送されたそうです、面白かったですよ。
まあ一応内容の筋を大まかに説明しますと…
この物語は警視庁公安部の「現実には有り得ない現象(頭のおかしい相談)を請け負う」係、通称"ミショウ(未詳)"にいる京大出身の天才で元FBI捜査官の当麻紗綾と元S.I.T.の背文焚流(たける)、そして係長の野々村光太郎の3人(ほぼ2人)がSPEC(超能力)を持つ犯罪者と闘い事件を解決するというものです。
まあぶっちゃけて言えば、超能力犯罪者を何も持たない至って普通の人間である当麻と背文が頑張って捕まえる話です。
で、この物語はケイゾクと続いてまして、そのどちらにも野々村光太郎が上司として着いていて、何やら事情を知っているのです。
ではなぜドラマ、SPドラマは面白いのかと言えば、それが物語の起と承だからです。
物語の必要要素の定番として"起承転結"ってのがあります。
前述した通り、風呂敷は広げるだけ広げるのです。
このドラマ、演出とかは爽快痛快で小ネタもあってテンポが良く、それでいてシリアス切り替えも上手でのめり込むんですよ。
つまり風呂敷を広げるのはとても上手で面白いんです。
特にドラマは残り香の残し方がうまくて、早く次の話を観たくて仕方なくなります。
が、悲しい事にいつまでも広げる事しかできないのです。
("零"はFBI時代→日本公安未詳に入り、ニノマエとの闘いで左手を失うまでのSPECをガンガン使う当麻とS.I.T.時代の背文を描きます。)
ドラマ"起"ではSPECなしでSPECホルダー(超能力を持つ者)を捕まえてました。
SP"承"では、当麻の左手が復活しSPECを使い解決しますが、決意を胸に左手の感覚を取り去りSPECを自ら封じます。
劇場版"天"では、死んだはずのニノマエが生きていて数人のSPECホルダーと共に警察に喧嘩を売ってくるのですが、実際はそのニノマエは全員クローンである事、同時にそんな非人道的な事をする巨大組織の存在を仄めかし、最後に"セカイ"とかいうのが全ニノマエクローンを消して終わりました。
また作中では"結"の布石として当麻のSPECが暴走しそうになるシーンが多分に含まれてます。
劇場版二部作"結"では、現人類には先人類と
なんやかやあって、当麻と背文の頑張りで世界は後人類(現代人)が生息するものとなり、SPECホルダーの全くいないバブル(平行世界)に行き着きました。
しかし当麻は犠牲となり誰も認識できない(そもそも存在してない)存在となり、背文は同僚殺害(世界を守るため同意の下当麻を撃ち殺す)で散々の暴力の果てに投獄されます。
クッソ臭くて長いMV(ドラマ版含めた過去映像からSPECホルダーが全く居ないシーン)が流れた後、背文だけは存在しないはずの当麻を認識できる、というENDです。
※結はつまらなすぎてまともに見てなかったのであんま覚えてません。
「行きましょう、アサクラ」の一言でえ?終わったん?って気づいた始末でした。
結に至ってさえガンガン風呂敷を広げていくのが分かることでしょう。
なんだよ世界って、なんだよ崩壊って…
いつの間にかマトリックスに変わってるわけですからね、あの映画も三部目が意味不明に空中格闘してて笑いましたけど。
しかも風呂敷広げれば広げる程設定がガバガバになっていきます。
背文なんか公式で"刑事魂"でSPECねじ伏せる部分があって、ナニソレ感あるし。
転はまだ結末次第でどうにでもなるんで見れるんですよ。
でも結に至ってはもうどうにもならないので面白くないです。
じゃあ承まで見ればいいのね?ってなるんですけど、残り香が上手いんで最後まで見たくなるんですよね。
もうもはや行き先が地獄と分かってる道を歩くようなものです。
基本逃れられません。
全か零かしか道はないんです。
一応"結"の見どころを…
地居(城田優)が召喚された時のキチMっぷりと、仲間由紀恵という嫁がいるにも関わらず福田沙紀と真野恵里菜(サトリ)に抱きついてる田中哲司(冷泉俊明)が見れるのはこの映画だけです。
あとは半ゾンビを演じる北村一輝とスーツ姿の栗山千明くらいしか見どころないですね。
まあつまらないんで是非見てみてください。
あの名作『20世紀少年』を駄作映画化した監督:堤幸彦氏の手腕が遺憾なく発揮されています。
まあでもSPECに関しては結末へのシナリオが酷過ぎて誰が作っても同じかな。
終わり