前の記事でナイロンええでぇ〜という話をしたわけですが…

そこで、



こいつの+αの部分についてって話がありました。

この動画


見た方が速いんですが…

ラインってやつは号数とポンド(lb)表記がありますよね。

ラインに限らずオモリ(シンカー)や針なんかもあります。

号数は日本基準、ポンド数やオンス(oz)表記はアメリカ基準なわけですが、バス釣りはアメリカ基準の表記が一般的です。

で、そのオンス表記はしばしばグラム(g)表記に直されてたりします。

日本人にとってはオンスよりグラム、インチよりセンチ、フィートよりメートルの方が感覚的に分かりやすい。

まあそれだとしても号数は全く想像つかないんですが…

実は針で"大きさに伴って号数が決まってる"というのがその正体です。

簡単にまとめると、日本の釣り道具に関する号数は大きさや太さの事です。

数字が大きければ重く太く大きくなり、小さければ軽く細く小さくなるのが号数です。
※由来とかは各々調べてみてください。


で、ポンド数は「その強さで引っ張ったら切れる」重さの事なのです。

つまり、14lb表記の糸はナイロンだろうがフロロだろうがPEだろうが14lbで切れなきゃいけないのです。

バス釣りしてると記録目的以外では意味が無い様に見えます。

しかし餌釣りでは、"ハリス(針に直結してる糸)"を道糸より切れやすいものにします。

何故なら根掛かり時にハリスから先だけ切れて仕掛けを無くさないようにするためです。
※他にも理由はありますが、今回は割愛。

まあ対象の魚にも依りますが、淡水小物釣りとかではそうします、基本底を取る釣りなので。
※タナゴ狙っててヘラとか掛かると即プッチンとかでも仕掛けは大丈夫!

というわけで、日本表記の号数とアメリカ表記のポンド数はそもそも記載してる情報が違うという事が分かると思います。

分かりやすく言えば、PEの1号(10lb)とナイロンの1号(4lb)ではポンド数が全く違うのです。

倍以上違いますね、ハハハ。

これは微々たる差ではあるでしょうが、同じ素材でも製品によって異なります。

しかし、ここで問題が生じます。

ポンド表記中心のバス用ラインはポンド表記には忠実ですが、号数表記は正しくないって事があるのです。

4lbラインAとBがあったとして、Aは1号、Bは1.3号みたいな事があるわけです。

まあその逆もあるわけですが…

日本の釣具関係をまとめてる協会みたいなやつが、最近このズレを号数重視にしようと試みました。

なんかそんな感じです。

要は日本の市場なんだから商品基準も日本にしようって事ですね。

で、その号数(太さ)に従って作ると表記ポンドより強くなってしまったのがZ.O.6って事です。

Z.O.6の1号ライン = 4lb + α の強度

という事です。

4lbを超えるので、ポンド記録には使えませんが、そんなもの一般アングラーには関係ない。

だから号数に合わせると強くなっちゃうけど出しちゃおう!ってね、有り難い限りです。

他のラインにもこういうものが出てくるかもしれませんね。

逆に号数で出したらポンド数減るラインも出てくるかも…。

てか、それならそもそも号数なんてやめてポンド数基準の径mm表記の方がありがたいんですけどね…。



終わり。