移住 | あぶぐまの里にっき

あぶぐまの里にっき

阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

5年間すごした川俣町と、明日でいったんお別れします。住民票は移しますが、いつか戻る可能性もゼロではないので「いったん」。
この地の人や環境から学んだことはたくさんありました。特に学んだのはイノシシの猛威かもしれない・・。「部落の仕組み」も。

新しいことを始めるって、「これをしたい」という思いで進むので、ワクワクすることが多いですが、今回はちょっと違う。
でも、気の持ちようで、積極的になれるようにしたいです。


今回の震災で建物などの被害もなく、原発の避難区域にも指定されていないので、なんの保障ありませんが、そういう状況の人の話はよく聞きます。




うちの田んぼからもたくさんのものを学びました。いろんなかたに来てもらい、一緒に作業したのが思い出されます。
田んぼは先日水を入れたのと、昨日からの大雨で満水。水辺の生きもの、とりあえず助かったかな。

ここらでは私ともう一軒以外はみな田んぼをやっていて、だいたい田植えが終わったところです。私はせめて草刈りだけしておきましたが、夏には荒れてしまうだろうな。