食品の放射能汚染は少ないほどいいのですが、現に汚染されてしまっているので、汚染された食品に囲まれている人たちは基準を頼りにするしかなくなります。
日本の世界と比較して基準値が妥当なのかという議論もありますが、生活クラブ生協ではこれまでの独自の基準をやめ、国の暫定基準に沿う方針を打ち出しています。↓
http://www.seikatsuclub.coop/coop/news/20110413_b.html
国の基準を頼りにするとしても、
ここ福島では基準値以下で売れなければ風評被害となりますが、基準値を少しでも超えれば危険なので出荷制限。
基準値内ギリギリのものを風評と呼べるのか疑問です。
ところで出荷制限でも摂取制限でないものも多数あります。これに矛盾を感じるのは私だけでしょうか?
また、比較的汚染の低そうなところで出荷制限されている作物が、汚染の高そうな地域では制限されていないものもあります。
たとえば5月20日の福島県食品生活衛生課の発表では、タケノコに関し、比較的汚染の低そうな平田村、天栄村などで制限されているのに、汚染の高そうな福島市や二本松市は制限されていない。山菜のコゴミは福島市と桑折町のみで制限されているが、より汚染の高そうな川俣町などでは制限されていない。
ほかにもあまり納得できない点が多々あり、こんな状況では何が安全なのか基準が信頼しにくくなるし、風評被害と言う点でも拍車をかける結果になってしまうのでは?
出荷制限・摂取制限一覧
http://www.town.kawamata.lg.jp/img/syukkasessyuseigen1.pdf
タラの芽、こしあぶら、うど、わらびなどは県内全域出荷制限にはなっていないんですね・・・。
福島県の出荷してもよい食品(5月22日)
http://www.town.kawamata.lg.jp/img/pamph230522.pdf