小麦刈り | あぶぐまの里にっき

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阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。


 今日は、とうとう小麦刈りをしました。
 不耕起ながらも、割と草の根をとって、上から土をかぶせてまいたところは貧弱な箇所が多かったです。一方、余った種を草むら状態のところにただパラパラとまいて、適当に草などをかぶせておき、ろくに草刈りもしなかったところのほうが、かえって丈夫に育っていました。いずれも麦踏みはしなかったので、そのせいか、分けつはほとんどしていませんでした。
 いざ、刈りとってみると、根本が弱いのと、鎌のキレ味が悪いのとで、刈ろうとしても、抜けてしまいます。根もたいして張っていないので(もしくは切れてしまうので)、土を落とす手間もいらず、麦刈りならぬ、麦抜きになっていました。そしていざ収穫して集めてみると、少ないながらも、それなりの収穫感はありました。

 明日も続く。