知人から軽トラックを譲り受けました。生まれて初めて4輪の自動車を保有することになります。
車検も切れていて、25km離れたお宅にある車を譲り受け、自分で車検を取りに行くことにしたのでした。
費用は確かに低く収まりましたが、何しろ車検に合格するまでの過程は大分手間取りました。仕事の合間などに準備を進めていったら、準備だけで3ヶ月。年越してしまいました。
譲渡のための住民票
車検切れのため仮ナンバー、それを借りるための保険
車検前の点検(知人に教わりながら)
破損箇所の修理
新たにナンバー発行
中古タイヤ探し(7軒くらい探し回り)
車検時に必要な書類(元所有者の納税証明書)
車検切れ、名義変更、ナンバー変更、そして車検を同時に行ったので、複雑だったのです。特に、車検切れのため、仮ナンバーを交付してもらう当日まで車を整備場に持っていけなかったのがネックでしたがどうにかやりました。
車検当日:バイクで自宅発→地元役場で仮ナンバーを借りる→25km離れた車の保管場宅へ→車に仮ナンバー装着→修理工場→タイヤ店→軽自動車検査協会で受けつけ(手数料、税、自賠責など)→タイヤ店で交換→発煙灯購入→再び協会で受験(一発合格)→役場に仮ナンバー返却→再び修理工場へ(預けてアオリを直してもらう)→徒歩で元の家へ→バイクで帰宅
もっと効率化をはかることもできましたが、全くの初めてにしては、合格できたしよかったと思います。ただひとつ納得のいかないことが。
3ヶ月前、軽自動車検査協会に「仮ナンバーを取得するにはどうすれば? 」と尋ねると、地元の役場でとのこと。役場に聞くと、自賠責保険に加入してあることとのこと。車検切れなので自賠責も当然切れている。JAに行き加入の方法を聞くと、仮ナンバーの場合、24ヶ月のではなく、別のでないとだめとのこと。仕方なく5日間の自賠責共済というのに入っておく。5110円。で、軽自動車検査協会には車検前に下見に行き、手続き方法を相談。。自分の場合、特殊なケースのようで、受け付けの人も何度も後ろの人と確認作業。支払いや検査以外の手続きは、隣の建物「軽自動車協会」検査協会で言われた通りに隣の建物に手続きに行くと、話が伝わらない。自分も繁雑すぎてよくわからず、再度検査協会に戻って確認、そんなことをしているうちに窓口は昼休みに入り、待ちぼうけ。結局、何往復したことか…。でも検査協会のおばさんも、隣の建物のお姉さんも親身に対応してくれました。最後に「結局この自賠責共済いらなかったわね」とおばさんに言われて、「仮ナンバー借りる際にはこれじゃないといけないらしいですよ」と伝えると、
「そうだったのね。」
で、車検当日、軽自動車協会に自賠責共済を見せると、「何じゃこれ??」と驚いた様子。24ヶ月のでよかったんですよとのこと。検査協会のほうも同じ見解でした。あの日のおばさんは休みのようでした。24ヶ月の自賠責保険は18900円なので、約5000分損してしまったようです。せっかくタイヤなら出費を最安値に押さえたのに…。でも、実際のところ、仮ナンバーに必要なのは、どれなんでしょうね??
さて、気持ちを入れかえて、車検のライン検査。年明け初日の1月5日、午後は自分は4台目くらいでしたが、もはや最後尾。下見に来たときは、年末で大混雑のようでしたが、この日はガラガラ。後ろに並ばれていないので、慌てずに受けられた。
まず排ガス。いきなりわからないので、係の人を呼んでくる。丁寧に教えてくれた。合格。次にサイドスリップ、ヘッドライト角度、ブレーキテスト、速度メータ、下回り検査など、電光掲示板の指示のままに操作。結果はあっけなく合格。ラインは特に難しくなく、それまでの手間を考えると、なんとひょうしぬけなこと…。 ユーザー車検だと対応も親切だし、24ヶ月点検記録簿は、何のおとがめもなし。というよりほとんど見ていなさそう。よく耳にする「このしろうとが!」的な威圧は全くなかったです。
今回は福島の軽自動車検査協会の出来事ですが、みなさんにも是非ユーザー車検をお勧めします。でも、くれぐれも点検、整備はお忘れなく。
あ~、それにしても、車を持つというのは、半分うれしいですが、半分負担に感じますね。