花巻に農民集う | あぶぐまの里にっき

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阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

 自然農を志す人たちの集まりが花巻で開催され、参加してきました。東北地方の集まりということで多数が集まり、2軒の農場の見学、お話し合いなど充実した二日間でした。
 パーマカルチャーのお宅は2年ぶり。地域に溶けこみ、その地にそくした農を営んでおられました。
 参加者にはこれから農を始めようという人も多く、年輩のかたからは励まされ、勇気づけられました。もっとお話ししたかったです。会をセッティングしコーディネートしてくださった農家のかた、お手伝いのかたに大感謝です。夢と優しさあふれる場だったと思います。
 感想はいろいろありますが、ここで一つだけ。ご飯がおいしかったです!! その農園さんの素材。やはり気持ちがこもっているから? 

 ちなみにこの旅の往復で感じたこと二つ。
 一つは花巻は雑穀がさかん。もともとだろうけれど、田んぼをヒエ畑に転作したと思われる広大な畑が目立ちました。これはまさに「ブーム」ということばが当てはまりそうで、私の目標としたい「昔ながら」や「地域性」「循環的」とは少しずれているかも。でも、自分の手がける作物と同じということで、興味を持って眺めてきました。ハトムギ畑もありましたが、アワやモロコシは通った範囲ではあまり見られませんでした。
 もう一つは新幹線。仕事の都合で帰りは慌てて新幹線に乗ったのですが、新花巻駅ホームで待つ間、通過列車(はやて?)の猛烈なスピードに恐怖心が…
尋常でない光景を目の前にし、気がくるいそうでした。現代文明から外れた農を見学した直後だったため、ギャップを感じました。
 何も言えないけど、もうちょっとゆっくりでもいいかな…。