凍み大根 | あぶぐまの里にっき

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阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

今年度も凍み大根をつくります。
しばらく朝は冷え込みそうだったので、
おととい30日の夜、自作の小柄の大根を準備。
すごく小さいほうは水につけて、少し小さいほうはぐつぐつと煮ました。
そして、箸で穴をあけて藁を通して、家の前につるしてきました。
煮たほうのは、煮すぎてしまったせいか??、藁でつる下げているだけで穴が広がり、ボテっと落下するものが・・・。やわらかすぎです。
もう干せないほど砕けてしまったので洗って食べましたが、おいしい。

翌朝、グッと冷え込みガチガチになるといいのですが・・・。

翌朝(31日)、起きると、あまり冷え込んでいない。。。どうやら会津からの雲がこちらまで届き、あまり気温が下がらなかったようです。雪はほとんど降っていませんでしたが。といってもかろうじて0度か氷点下にはなったようで、少しは凍っていました。
やはり、もう少し大根を保存させて、寒くなる1月15日くらいがよかったのかも。

ところでその翌朝、大根を煮た汁が残っていたので、何かに使いたいけれど、もう実家へ帰るので何もできない。そこで、そのまま暖めて飲んでみると、これが美味い。というか美味しすぎ。調味料は全く入れていないけれど、甘くて、ほのかなしょっぱさもあるような。井戸水なのがいいのか、田舎だからおいしく感じるのか??
何も加えず、全部飲んでしまいましたが、最高の飲み物、と思いました。水や大根が本物なら、大根煮るのに砂糖もダシもいらないなあと改めて思いました(いつも入れてないけど)。塩は少し入れたほうがいいかな。