久しぶりに本屋さんに寄りました。
 
とにかく行く先行く先、待ち伏せやつきまといが多いのですが
案の定本屋さんでもでした。
(正直つきまといなんかどうでもいいです)
 
 
ひるまず
気になる本を手に取ってみました。
 
大きな書店ではたいてい入り口付近はビジネス書がところ狭しと置いてありますね。
 
 
「出来る人間になるため」「稼ぐ人間になるため」のあらゆるハウツー本がズラリと並んでいます。
 
 
 
 
 
手にしたのは渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』。
 
以前よりタイトルに惹かれ気になっていたのですがその日は迷わず購入しました。
 
 
集スト被害者には身に沁みる言葉やエピソードで満載です。
 
 
学生時代に遭った集ストを封印していましたが
ここにきてどこにも逃げられないと判断し、一時は修道院に駆け込もうと何回か考えたことを思い出しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
人はどんな険しい峠でも越える力を持っている。
そして、苦しさを乗り越えた人ほど強くなれる
 
 
 
 
人に恥じない生き方は心を輝かせる
 
 
 
 
 
しみじみ共感したのは
 
 
子どもは親や教師の「いう通り」にならないが、「する通り」になる。
 
 
 
 
 
 
 
これは深い言葉だと思いませんか。
 
 
 
 
 
 
 
集ストの被害者はきっと親御さんのしてきた通り決して悪事に手を染めない正義感を持っているだろうし、温かく人と接するでしょう。
 
 
 
 
 
集ストに加担する人はその親の背中を見て、人を陥れることを「当たり前」にして特に疑問視もせずに真似をしているのだろうと思います。
 
 
 
 
親の在り方は怖いですね。
 
 
 
被害者で良かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月といえば忘れもしない
小林麻央さんの命日がもうすぐですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
麻央さんがご健在の時、
職場で本当に苦しいモビング、パワハラに遭っていました。
 
 
 
 
 
 
集ストの一環だった訳ですが、
その当時の辛い状況を考えるといまは「幸せだなあ」と思うくらいの酷さでした。
 
 
自ら死を選んでもおかしくない状況でした。
 
 
 
 
その当時
唯一心の支えだったのは
小林麻央さんのブログでした。
 
 
ほぼ毎日のように更新されるブログを息を飲んで読みました。
 
 
末期がんに侵されながらもこんなに明るく前向きに生きてらっしゃる、
それは驚異でもありました。
 
 
 
一つ一つの言葉にどれだけの勇気と励ましをもらったか言葉に尽くせません。
 
 
いまの私がいるのも小林麻央さんがいらしたから
小林麻央さんのブログがあったからだと心から思うし
本当に感謝しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
麻央さんに奇跡は起こると信じて疑いませんでした。
 
 
 
 
 
しかし、お嬢さんの麗禾ちゃんのウェディングドレスを着た写真がブログにアップされた時は
覚悟しました。
 
 
 
 
 
そういえば麻央さんがブログをはじめた頃から
麻央さん自身が撮られた写真、特に風景写真は本当に目を見張るばかりの美しさで
「神様に召された方」と直感しました。
 
 
 
 
 
 
いまも何回も何十回も繰り返し読む詩があります。
 
 
 
 
麻央さんがブログに引用した
 
転身  ー蝶よりバラへー
 
 
乳がんの診断を受けたばかりの
 
患者さんは   まるで蝶のようだ
 
逆風のなかで  翻弄する
 
並はずれた美しさを身にまとった蝶ー
 
その世にも恐ろしい体験の渦中で
 
進むべき道が見あたららないときも
 
未知のゴールを目指し
 
蝶たちは突き進んでいく
 
その飛行は  滑らかで勇ましくもあるが
 
ときに早期の終焉にたどりつくこともある
 
 
だが  その飛行を耐え抜き
 
生き延びたものたちは
 
種を守り抜く決意と義務によって変容する
 
その時点で  彼らはバラに生まれ変わる
 
 
 
威厳があって美しいが
 
まだどこかはかなげで
 
蝶の時代に吸っていた
 
甘い花の蜜に満たされている
 
逆境によって産み出されたとげが
 
生命維持のため
 
花に降り立つはかなげな蝶たちに
 
尽きることのない回復と庇護の源を与える
 
それは
 
私がこのうえなく尊敬する女性たちの
 
人生における華麗なる変容だ
 
いかにも  それは転身である
 
絶望から希望へー
 
意義深い第2の生への変容において
 
ささやかだが  意味のある役割を演じることは
 
不屈の精神に対する日々の霊感であり不変の誓約である
 
その局面へ入り込み  立ち去れない患者さんの悲しみを思うたび
 
私は 彼女らと共にがんと闘うこと  研究を繰り返し
 
勤勉に努力を重ねていくことを決意する
 
蝶やバラに囲まれて過ごすことは
 
喜びである
 
ときに混沌として  心痛むこともあるが
 
おおかたは美しい  価値のある時間である
 
 
人生は
 
誰の上にも悲しみや絶望をもたらす
 
しかし  私は希望し続ける
 
 
 
われわれすべてが
 
人生のもう一方の産物である
 
美しさや希望ばかりを抱き続けることを
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この詩を書いたドクターは心底女性を敬ってい
ますね。
 
 
 
古代より男性にとって女性の存在は神秘であり
尊敬の対象でもあるはずなのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
難解な詩ですが
この日々の痛ましい惨状の中でいまも生きる支えになっています。