ここまで、日本人ボクサーが試合で死亡した人数は50人を超える。
単純に、2年間に一人は試合で死亡してる事になる。
日常茶飯事なのか、ボクサーが試合で死亡してもテレビニュースが報じる事は無い。
またボクサーも、試合で死ぬかもしれない、と考え、徳山昌守は試合前、遺書を残して会場に向かう、と。
死亡する原因は、長いラウンドに尽きる。
事実、死亡事故の大半がA級ボクサーで起きる。
A級ボクサーとなれば、当然、技術も経験もあるが、長いラウンドは、それだけボクサーを消耗させる。
昔、ボクシングの世界戦は15ラウンドであった。
そこで死亡事故が起きたので、12ラウンドに短縮。
とどのつまり、長いラウンドが死に直結するが分かってて短縮。
かといって、これ以上、ラウンド数を短縮したら、これまたボクシングの魅力も半減。
となると、これからも死亡事故は起きる可能性がある。
一つの案として、逆転KO勝ち以外、勝ち目が無いくらいポイントが開いた場合、その時点で試合は終了、とか、4ラウンド事にドクターチェック、とか取り入れてはどうか。
確かに、逆転KO勝ちが無くなり、また試合のテンポも悪くなるが、先ずは人命第一に考えるべきでは。