先ず、那須川天心。
相手はメキシコの世界ランカー。
見てて、帝拳ジムの選手だなあ、と。
帝拳ジムの選手の大半がアマチュア出身者。
アマチュア出身者はワンツー主体で、その代表的なのが山中慎介であろう。
那須川は山中慎介程のパンチ力はないので、カウンターでも当てないとダウンは取れない印象。
相手の棄権によって勝利を手にした那須川天心。
次に寿以輝。
こちらは手数も出るし、ハートも強い。
ただ、父同様に終盤に被弾も目立った。
もう少し、防御の向上は必要であろう。
最後に穴口さん。
四回戦はダウンを二回したらKO負けになる。
4ラウンドなので、二回ダウンした場合、逆転のKO勝ちしかなく、即試合終了は納得。
ところがA級ボクサーになると、フリーノックダウン制の試合が多い。
つまり、何度ダウンしても試合続行は可能、と。
この穴口さんは、3度ばかりダウンし、穴口さんが勝つとしたら、ダウンしてないラウンドはポイントを取り、また逆転KOしか勝利は残されて無く、どちらもハードルは高い。
3度目に穴口さんがダウンした時点で、逆転勝ちは難しく、ダメージの大小に問わずに試合をストップするべきではなかったか。
それでも命が助かったか定かでは無いが、もう少し救いようがあったのではないか。