思ったようにタパレスは前に出て来なかったが、それは井上の強打を警戒して。


そうした慎重なタパレスに井上は右のストレートをボディに打っていく。


井上と対峙すると、集中力を切らさずに戦わないといけないので、タパレスもラウンドが長くなるにつれ、心身の疲労が溜まる。

10回、井上のワンツーが入るとタパレスは倒れた。

蓄積された疲労も重なって、続行は如何にも厳しかった。


テレンス・クロフォードに続いて、二階級での世界四団体統一は偉業。


暫くはスーパーバンタム級を主戦場にするとの事で、やはり、フェザー級進出には慎重なのであろう。