鈍臭いのは、多分一生治らない。




大丈夫なのか?






JRのいつもの最寄り駅で、電車に乗り込む。



割と空いている日だった。






あれは、



落ちた



と言っても、過言ではない。







電車とホームの隙間に。





左足が思いっきり隙間に入り込んで、



太ももの中間辺りで、止まる。




というか、詰まる?







私がもっと痩せていれば、




股関節まで落ちていたと思う。






はっ…挟まった!!




ヤバイ!危ねぇ!怖ぇ(´Д`;)!





と。




両手を踏ん張って、自力で脱出。






落ちる→焦る→脱出





までの一連の動作がおよそ3~4秒。







何事もなかったかのように、電車に乗るあたし。





何事もなく、電車は走り出す。







車内はどことなく変な空気。








え?今あの人落ちんかった?




いや、落ちたよね?




大丈夫なん?




いや、でも普通に乗っとるし。




見間違え?



いや、んなワケねーだろ。




でも、シレッとしとるし、逆に

大丈夫ですか?って、声かけん方がいいんかな。






というような空気に思えたのは、多分おおよそ間違いではない気がする。









足いてぇ。




足いてぇ。



足いてぇ。





…今さら、痛いアピールできねぇ。





ドアの目の前で、ひたすら外の風景を見る、フリ。





痛い。




そして、何か分からんけど、吐きそう…。




泣きたい。






我慢して、2駅。






学校まで、徒歩10分。





痛ぇ…。タクリてぇ…。





幸い、膝周辺に複数の青アザ。



プラス、太ももに残念なくらいの擦り傷と打ち身。






何が怖いって。




大の大人が落ちるほど、デカイ隙間じゃないのに。




ってか、誰も落ちると思ってないくらいしか隙間ないのに。





自分でも、どうやったらあそこに落ちるコトができるのか分からないくらい。








鈍臭いのは知っている。




けど、自分が思っている以上に、相当ヤバイらしい。






どうやって生きてこれたんだ。





これから生きていけるのか。







あたしは、おそらく




相当しぶとい。







そうなんだろうな。






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あのヒトは、しょうもないコトで、



あたしをがっかりさせる。








あのヒトは、しょうもないコトで、



あたしをうんざりさせる。
















手渡されたビニール袋には、大量のコーラ。




「え?なんでですか?」




『入院のお見舞いみたいなもんよ。』







突拍子もないモノをもらって、あたしは笑う。











家に帰って、四つ折りにされた白い紙が入っているのに気付く。







『早く元気になってね。



頑張れ!由依』









あたしは数ミリだけ泣いた。












あのヒトは、いつも




しょうもないコトで、




あたしを笑わせ。











時々、かけがえのないモノで、





あたしを泣かせる。











この先、二度と会えない日が訪れたとしても、





一生忘れないような気がする。









あなたがくれた笑顔と涙を、




一生忘れないでいられたらいいな、と今は思う。







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