私の心をグシャグシャにしたのは、あのヒトだった。


私がこれまでの人生の中で一番ツライ時に、更に私の心を突き落とし、踏みにじり続けた。


私という人間をグシャグシャにしたヒト、

だと思っていた。






結局、あのヒトの人生をグシャグシャにしたのは、私だったのか。



「お前の傍に居る人間は不幸になる。
もう誰とも関わるな。
関わった人間が可哀相だ。」



「あんたに言われたくない。」
と私は言ったけど、

そんなコトはとっくの昔から知っている、と思った。


知っていたけれど、
自分以外のヒトに言われたのは
初めてだった。





ねぇ。

知っているなら、
もう私のところになんて来なければ良かったのに。



「死にたい」と言わせてしまったヒトは、
今までに少なからず居たけれど。

私が居なくなって、時間が過ぎれば、
平穏を取り戻し、
いつか幸せを手にする。




こんな
一生消えない傷を付けてしまったのは、
初めてだ。



これが
散々ヒトを傷付けてきて、
何一つ痛い目を見ずに
のうのうと生きてきた私への罰だと言うのなら、




どうして私じゃないのだろう。





学習能力のない私は
ここまで来てようやく
生まれて初めて
心から後悔をした。