横浜のおじいさん | endlessloop~ぎふみんの血迷いごと~

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このブログはAKBヲタの自称童貞が何かしら書くブログである。

七月二日、桂歌丸師匠が旅立った。

高齢で病をおして活動していたので身を案じていたが逝去の知らせは突然やってきた。

歌丸師匠の存在を知ったのは笑点だった。ほとんどの日本人は歌丸師匠をあの番組を通して初めて知るだろう。

落語好きを自称してる自分もその中のひとりだ。

今でこそだいたい笑点を観てるが自分が意識して観始めたのは中学一年生くらい。幼少の頃も見てはいたが着物を来たオジサンたちが座布団重ねて並んで座っている光景しか記憶になかった。

中学生ながら楽太郎さん(当代の円楽師匠)はなんて歌丸師匠をバカにしてるんだろうと思春期ながら思った。

ただ舞台の上での演出かなと心なしか感じて高校一年生の学校の鑑賞会(学校寄席みたいなもの)で橘家圓蔵師匠がまくらで「談志はいいヤツなんですよ・・・敵に回さなければ」なんて罵倒ネタを笑うことが出来た。

あれから20年弱。まさか自分が落語観賞に目覚めるなんて思いもしなかった。

まだ笑点しか観てなかった数年前。千葉県内で歌丸師匠の独演会の知らせを聞いた。行ってみようかと思ったが敷居が高く感じ結局行かなかった。その内と思いながらとうとう歌丸師匠の高座を生で観ることなく天に召されてしまった。

歌丸師匠、長い間お疲れ様でした。天国寄席でのご活躍を心よりお祈りいたします。