MX-1000 Homage(オマージュ)。
高域レベルが上がらない?
前回のRev03ではヘッドブロックの周波数特性がこんな感じでした。
ー Ver.A Rev03 のヘッド特性 ー
おかしいな、高域がなかなかレベル上がらないね。というところで終わりました。
原因ははっきりしました。BSCがバッチリ利いたからです。
これはシミュレーター(改善前・Rev02)
BSCあり と なし で比べています。
BSCのせいで、もともとレベルの高い400Hz周辺の能率がいっそう盛り上がってしまった。それで、高域のレベルは上がったのだけれど、相対的なレベル差が大差ないので、高域のレベルは上がらないし、上げてない中高域だけ落ち窪んで見えた。
というところです。
そこで、
せっかく入れたBSCでしたが、低域補正はあきらめて0.9mHのインダクタは外してしまいました。
低域ディップの改良
Rev01における、50-90Hz付近のディップも気になっています。マトリクスヘッドに期待は出来ませんので、ここもサブウーファーで補わなければなりません。
対処方法は分かっています。第一キャビの容量を減らせばよいのです。
赤が元々の想定で、水色は第一キャビの容量を0.5L減らしたものです。これはシミュレーション値で、これよりも帯域は低い方へシフトしてしまいます。しかしご覧の通り、おそらく多少は改善できるでしょう。
ただ、もともと1.5リッターしかなくてせまっ狭の第一キャビですから、減らすといってもそう簡単ではありません。
まずはこんな物を準備しました。
30mmのMDFをトリマでカットしたブロックです。これ1個で0.25Lあります。これを2個入れることができれば、容量調整が完了。
MX-1000Hをひっくり返して、アンカーベースを外したところ。
ここに2個突っ込めば良いわけですが・・・。
入らねえ~(笑)
1個は計算どおりピッタリ入りましたが、もう1個が狭すぎて入りません。仕方がないので、1個だけ入れておいて、もう0.25Lは後日、別の手段を考えようと思います。最悪は紙粘土みたいなものでも良いのです。
閉腹完了~。
結果、どうなったの?それは来年のお楽しみ。
改良後の測定はしていませんし、音さえまだ聞いていません。
調整や視聴は来年に回そうかなと思います。
ご挨拶
本年このブログにご訪問いただいた方々、そして、ダラダラしたくだらないオーディオやバイクの話にお付き合いいただいた方々。本当にありがとうございました。皆様もそうだと思いますが、コメントをいただけたりチラリとでも見て頂けることが活動や書くことの強いモチベに繋がっています。
来年もダラダラ~っと面白くもないお話が続きますが、お暇なときにでも覗いて頂ければ幸いです。
ああ、この一年、悪いことはあったが、嬉しいこと楽しいことだって沢山あった。差し引き少しでも浮ければ今年は成功、と言えるんじゃ無いでしょうか?
年末の我が家は毎年すき焼きと決まってしまっているので、そろそろ準備に掛かろうかと思います。
皆様におかれましても、どうか良いお年になりますやうに。