先日、未開封の、買った覚えもないCDが発掘されたのですよ。

 

音楽マニヤとして、これはあるまじき行為です。(とかなんとか。昔は結構ひどく、そんな事が頻繁でした)

 

 

拙宅にはもう、SACDプレイヤーはおろか、”**プレイヤー”と呼べるモノが一台も残っていません。

 

最後に使っていたプレイヤーと呼べるのは、MARANTZのSA-11S1という中級モデルでした。SACDとはどんなもんかいな?と、興味があって世評だけでろくに視聴もせずみずてんで買ったものです。なんとも優しげで腰の抜けた音だったな~。でもそのナヨっとしたのがマランツのキャラだもんね。折しも私は2009~2010年頃からNASを中心に据えたネットワーク再生が完全メインになり、機械系を持つメディアプレイヤーは徐々に使わなくなってゆきました。だってメディアを探してくるのが面倒なんだもん(笑。記録を辿ればプレイヤーと呼べるモノを売却しきったのは、2015頃のようです。使ってなかったにしては、つい最近です。

 

そのくせウチには約4000枚*(*推定。3千枚越えた辺りから面倒でカウント止めた。)の死蔵CDがあります。でもそれを全部リッピングしきれている訳ではありません。リップ出来ていないやつも、ほとんどがAmazonやSportifyで一応聴けてしまうというところもリッピング完遂にブレーキを駆けています。だって、純粋に面倒くさいじゃないですか。メチャクチャ時間掛かるうえに、どれをリップし終わっているのか管理もメンドウ。そんな私ですが、一昨年前辺りから重い腰を上げ、手持ちのメディアをひととおりALACで全部取り込み直しに着手しています。数年掛かっても終わっていませんが。そんな、リッピングし直しの過程で、今回のブツも見つかりました。

 

おい~~~~ ビニールスリーブ破ってるじゃんか。これ絶対聞いたことないやろ。

2006年~2009年くらいに買ったのかな?

うう~ん、全く記憶にございません。ゴメンナサイ。

 

もちろん往年Steve Hacketはファンですよ。近年の作品にはまるで興味が無いけど。

 

 

私の個人的な事情ですと、音楽に対する金銭感覚が最も「壊れていた」のが1990年代でしょうか。月間で悠に40枚以上のCDを購入していたから、その投資額は8万円~10万円? それ以外に都心在住なのでライブにも良く行ってました。今思えば「狂ってる」としか思えません。ゴルフ代並に掛かってるじゃないか。今、若者は推し活や課金に年収の4割~7割をぶっこむらしいですが、「異常」とは思いませんね。ジブンを振り返ると「全然ふつう」と思えてしまいます。人には心酔するなにか、魂の拠り所が必要な気がします。自身が神格化された存在でも無い限りね。

 

でその、求心的な期間が過ぎてしまってから購入したものというのは認識も甘く、今回のような事故に繋がります。今の金銭感覚でいうと・・・パッケージコンテンツってアタマおかしいんじゃないかという位、高い。対価に見合わない。しかもそれを買ったことを覚えていない?? どういうコト??と、一人ボケ・ツッコミを繰り返している今日このごろ。笑い泣き

 

ADはもっと深刻で、音質的に重要度の高いA級・S級は取り込みを終えているものの、大半は放置のまま終わりそう。アナログの方が最終的な出音で優位性が高そうと思っているが、です。つまりそれらは情熱と比例するんです。ティーンエイジャーの頃なら多分とっくにリップ終わっていますね。なんやかんやと屁理屈ばかりこねて、手が動かなくなった年寄りと、考える前に即手が動いてしまう若者。果たしてどっちが正しいか?って話です。(当然後者ですよ)

 

死ぬまでにはこれらCDを処分しなければなりませんが、CDなんて今やゴミですからね。

 

我が家のゴミため!(...の一部)

 

10年前ならいざしらず、今は何千枚あろうが、「全部で千円!」とかの査定を頂きそうで、恐怖しかありません。

 

燃やすか?いっそ。

 

レーザーディスクと同じ運命;査定ゼロ円の時代がすぐそこまで来ています(てかもう既に来ています)

 

ナニゴトも例外はあり。例えばコレ。

https://www.amazon.com/LAraign%C3%A9e-Mal-SHM-CD-Atoll/dp/B0CC998Q94/

 

はまだ、オンライン音源では聴けないもんね~

(時間の問題かも知れないけど)

ウチはCDもあるしウルトラmintなLPも持ってるもんね。