ざんぼりがわ という小さな川があります。
瑞穂から立川あたりを流れてる。
知らないよね~
帰ってきてから調べて驚きました。
えっ、残堀川って・・・あんな小さな河が一級河川なの? おまけに全域14.5kmしか無いの?
つい先日、この川の沿岸側道を走って、興味が沸きました。
もしかしたらこの川沿いにずっと走れるのでは?とMAPを調べてみる。車道はないがけものみち(徒歩道)であれば結構続いていそう。昨年は小さな霞川沿いの全流域の制覇も果たしています。この川も、さほど距離がない。多摩川に合流して終わりのようです。
よっしゃ! 制覇すべく行ってみよう! ぷちポタリング・お散歩ライドには最適です。
まずは残堀川の源流を目指します。
ここが一般に源流と説明されている、狭山池です。
でも、実はこの少し奥に、本当の源流がありそうなんです。まずはそこを探します。
私有地かいな~
(注)ここは私有地じゃありません
奥に見える、どぶの穴っぽい吐出口。あそこが源流っぽいですね。地図もキレてるし。
静かでよい場所です。もうひとつ、この「水の仙人が住む道」と呼ばれている小路の30mほど先に、「丸池」と呼ばれる小さな水溜りがあります。一般にはそこも源流とされているようです。
先程のドブ穴も丸池も、この辺りは湿地帯だから、湧き水があるのでしょうね。
ビンディングだし、下はぬかるんでいるんで行きませんでしたけど。一応ここをスタート地点にしましょうか。
ここから先は、狭山池~流域沿いに舗装路が続いている様子です。
狭山池を抜けて、川が本格化すると、いきなり立派な川幅になります。
といっても、水量はちょろちょろですが。
こんな感じで、延々と市街地を縫って川が進んでゆきます。
車道と市道と斜めに交差ばかりですので、原則として一時停止・信号機の連続です。ストップ&GOばかりだから、平均時速も上がりません。ゆったりと進めます。
ここは瑞穂市街。
うわー 凄いですね。相模川なみか。
かなりの距離にわたって鯉のぼりが飾られていました。地域商店街でしょうね。
武蔵村山の市街を抜け段々立川が近づいてきます。
こんな感じで、流域は公園の脇や木陰道が多く、市街路とはいえ気持ちのよい道が続きます。
なによりほぼ全域、車と共生ではないので安全です。
ただし、散歩歩行者も多いのでかっとばすのは厳禁。特に道幅の狭い区間は最減速します。
イオンモール武蔵村山の脇を流れる川は、残堀川だったのですね。このように、走って初めて気づく驚きも楽しみのひとつです。
線路下も抜けるよ~
これは西武線かな。
なんやかんやで、少し川辺を離れることはあっても、ほぼ全域で何がしかの側道があります。
昭和記念公園に到着です~
この脇道は、しばらくすると吐き出されて走れなくなります。
残堀川は、昭和記念公園の中を突っ切って走るので、お金を払わないと川辺は走れません~(泣)
あきらめて、しばらく川と離れます。
昭和記念の側道を走る。
そろそろまた川と合流できそう。
崖(滝)になっとる!どこかに落ちてる!
ここが限界点なのか~? ここが終着駅なのか?
と思ったんですが、脇道で下まで降りてみると、新たな側道が出現。
周りの住宅街の標高は変わらないのに、川面だけが10mくらいの落差で下がったみたいです。
なので、側道も谷を進む感じになっています。
おっ、モノレールが見えた。
あれをくぐると多摩川。終着駅です。
着いた~ いつもの多摩サイです。
たかだが15kmちょっとだったかと思います。
が、ストップ&GOと徐行で1時間10分も!掛かってしまいました。
安全のためトバせませんし、決してサイクリング向きの経路ではないです。
しかし、慣れてしまった入サイや多摩サイを走るよりずっと新たな発見があり、楽しかったです。常に新しい道の刺激を求めてるのですよね。これぞポタ。お散歩ライド。
あとはひたすら多摩サイを流して帰宅するだけです。
おつでした~