KENWOOD LS-11ESシリーズ~。
あの後もさんざん聴き倒し、思う存分遊びましたよ。
で、飽きた(笑)
そろそろ撤収です。現状お戻しの準備をはじめます。
まずは、また分解します。
分解編
この自作ターミナルも廃棄かぁ~勿体ないな。
そうだ、裏紙だけ捨てて、違うマルチスピーカーへ転用しよう(笑)
裏板外します。
吸音材も撤去。
お気に入りのLED内部照明も撤去かぁ~ 楽しかったな。
トゥイーター以外は撤去しました。
ウーファーとミッドレンジはこれから加工します。
サラウンド・再・軟化編
今日は、ウーファーのサラウンド軟化処理。
以前も触れましたが、私のサラウンド軟化処理は不完全だったんじゃないかな?と。疑念が拭えません。というのも、ウーファーの特性が余りにもおかしいんだもの。おーちゃんさんの軟化記事や他のウェブを見て不信感が募り、もう一度徹底的に軟化処理をしてみることに。
ということで、また屋外作業。
やっぱりブレーキフルードじゃなきゃダメなのかもね、ということで買い込んでおいたD4。
極少量です。どうせ滅多に使わないし。安くて助かります。...というよりこんな薬品、少量でも保管しておくの嫌なんだけど。トルエン、ペイント薄め液、ブレーキフルード、エンジンオイル、除草剤、実はぜんぶイヤです。劣化漏洩すると大惨事だし。
サラウンドの裏側から、ビシャビシャ、濡れ濡れになるほど筆でタップリと塗布しました。
ビスコロイドが膠着している様子は無いです。カラカラに乾いて布が見えている。(しかし硬い)
2時間ほど経過してから、裏側のたぷたぷのブレーキフルードを絵筆で染ませてこそげ取ります。
2時間経ってもまだ乾燥はしていないようでした。
以上の作業を2回繰り返しました。
なんだなんだ? 随分と柔らかくなってるぞ?
これは明らかに違う! さすがブレーキフルード、恐るべしです。
これはもう、測ってみるしか無いね。
測定比較編
最初に結論を言ってしまうと、T/Sが凄く変わりました。
まずは、手触りが比較的柔らかい方から:
こっっ、これは??
Fs = 76.3Hz から →54.4Hzへ
Qts = 0.59から →0.44へ
続いて、比較的硬めの方:
Fs = 86.2Hz から →57.5Hzへ
Qts = 0.64から →0.45へ
FsもQtsも急下降、、、大変動。
KENWOODさま、”変なウーファー”呼ばわりしてスミマセンでした m(_ _)m
比較的、常識的な範囲内でした。すべては私の拙い軟化処理のせいです。
以前のコキおろし記事は全否定しなければ。
ただ、あれですね、19cm級で、Fsが55Hz付近という数値、ScanspeaksやAccutonらの現代ドライバに比べると、やはり高めではあります。Morel, Dynaudioの風味というのかな。設計値とか初期性能なら45Hz位だった可能性はあるのかしらん?
いずれにせよ、これだけ数値が違うと、特性も出音もまるで別物になると想像されます。50Hz付近の音圧は上がるでしょう。
それと、私がブツブツ言っていた低域の”クセ感”もやや減じるかも知れません。