最終調整の終わった6ch MOS-FETアンプ。
閉腹して、元の場所へ収納します。
早く音を聴いてみたいですもんね、
KENWOODも仕舞いです。
Andromedaの裏側へ回って、スピーカーケーブルの再配線をしました。
なんとか裏へ回りこんで配線できましたが、あとほんの少しデッドスペースが無ければ難しいレベルでした。
というわけで、Gamma再起動~です。
なぜかWiiMのTOSLINK出力の調子が悪く(たぶんケーブルの経年劣化要因)
とりあえずの対策として、miniDSPのUSBダイレクト・・・またはminiDSPのBluetooth(LDAC/apt X対応の高音質)につないで視聴しました。そちらの方がよけいなメディアを媒体しない直接続なので、ピューリズム的には正解かもしれませんね。
さて、アンプの雑音評価。もともと実用レベルではあると思っていましたが、もはやスピーカーに接近してもノイズの気配さえ聞き取れません。ビートノイズの正体はGNDループとACラインの飛びつきの複合であり、今回、支配的だったACラインの引き回しを改善したことで根治ができたと判断しました。DSP-408で無くなったことで、サーフェスノイズさえ聴こえなくなってしまいました。
今回の改良により、6ch MOS-FETアンプは真の意味で「完成」できたと思います。精神的にも結果の音にも満足です。小改良は今後もやるかもしれませんけれども。例えば回路そっくり再設計・PCBから完全自作とか?(やらないですね、金掛かるから。)
ところで、、、音質が豹変しました。
今回は
パワーアンプ改良
miniDSPへ置換
両方いっぺんに変わったせいで、何処が要因か分かりませんが、とにかく音は変わりました。
多分要因は「両方」です。
DSP-408上のGammaスキームをそのまま持ってきた「つもり」なのですが、やはりハードウェアが変更されているぶん、完全に同じ諸特性になっていない可能性がありますね。実測していないので、総合特性がどうなったかも不明。
一聴まず、とても静謐になりました。無音が静かなだけでなく、気配も透明度が高くなった気がします。これはアンプの改良に依るところも大きかったかなと思います。また、DSP-408のS/Nの悪さは過去に書いたとおりです。それがminiDSPで検知限界未満のTHD+Nになったことで、かなり静寂感が向上しました。(S/NやTHDが下がったから音質も上がる・・・必ずしもそうではない所が、オーディオの難しさでもあるのですが・・・)
また、解像感も上がりました。ちょっと怖いくらいの音数と切れ味です。これは、最新鋭のプロセッシング=miniDSPの恩恵でしょうか?とにかく音が澄み切っています。スピード感も凄い。
でもですね、良いことばかりじゃ無いんです。この音は余りにも赤裸々すぎるし、キレキレ過ぎている。聴者に緊張感を強います。温度感が下がりました。気温にして10度は下がった気がします。これではまるで・・・そう、GammaじゃなくてBetaを聴いている様です。温度感が下がったせいか、ステージもムワっというよりは少しひんやりした空気感に。女性の濡れた肉声が、ロボのように感じる瞬間もありました。最近のGammaは甘美でとろけるような味も出して来ていたのですが、今は少し冷徹で筋肉質でドリドリドライブの掛かった音感に変貌しています。当たり前ですが、アンプだけで音は決まらずフロントエンドでも大きくフレる、という事実を思い知らされました。
まさにこれは・・・リスタートか?
FlexEightは音が出始めたばかりですので、測定も交えつつ、しばらく調整をしてみます。
というか、Gammaのままではなくて、そろそろまたBetaあたりを引っ張り出そうかと思います。
Andromedaは定期的なシステム循環も行わないと、死蔵でドライバーが痛みます。
アレは、線形近似補償「前提」のドライバ/システムだから、miniDSPでこそ屠りがいが有るというものです。
いじり倒してやる!
そうだ、このカミソリBetaから、熱くて柔らかくて優しくてふんわり漂うような、つまり似つかわしくない音を出してやる。
miniDSPがあれば、それも可能です。それ、当面のターゲットにしよう!
(と、ここまで書いておいて実はつづきがあるのです)