魚のみた夢 | 僕は奈落に駆け上がる。

魚のみた夢

たとえば、魚の眼。


僕らの眼窩に埋まっているのは
魚眼レンズなのだ。


僕らの網膜に映る世界を

真ん中から離れるほどに湾曲させて


優しい沈黙のままに

僕らが確かに生きていることを僕らに甘受させる


世界の真ん中は

僕らが生きていることを決して認めはしないから


僕らはこの世界を汚いと形容し続け

大人になって全てを知って諦めても


僕らは永遠にこの世界を綺麗とは形容しないだろう。









眼球は埋まってるんじゃなくて視神経に繋がっているのですが。