鹿島鉄道たどり
#6 常陸小川駅(ひたちおがわ駅)→小川高校下駅(おがわこうこうした駅)
前回は常陸小川駅まで来ました。今回は常陸小川駅跡からスタートです。2024年3月の撮影です。


常陸小川駅跡
常陸小川駅跡は、小川駅前という名前のバスターミナルとなっており、石岡や鉾田、茨城空港へ向かうバスが出ています。

旧県道常陸小川停車場線
常陸小川駅前から伸びるアクセス道路は、県道の指定を受けていました。その名も「茨城県道338号 常陸小川停車場線」。停車場線って堅苦しい名前ですが、駅からのメインストリートという意味です。2007年の常陸小川駅廃止、2008年県道廃止という謎のブランクが気になります。
短いですし、せっかく来たので奥まで行ってみます。

旧県道の末端まで来てみると「常陸小川驛新道新設記念碑」なるものが。
鉄道は廃止になると身ぐるみ剥がされますが、道路は県道廃止となっても道は残るので、辿りやすさはありますね。

鹿島鉄道跡地に戻ります。
常陸小川駅から鉾田方面へ進むと舗装区間も終わり、再び砂利に戻ります。

国道355号へ迂回し、園部川へ。
奥に鉄橋が残っているので見に行きますか

おお、錆びてるけど立派。

ここを列車が通過する音を聴きたかったです。

園部川を過ぎ、再び国道355号から鹿島鉄道跡地を眺めます。写真中央に屋根のような構造物、見えますでしょうか?

ちかづいてみます。ホームと屋根が見えます。これが小川高校下駅跡。石岡南台以来の当時の駅構造物です。

「未来へ走れ!鹿島鉄道」
我々の望まないほうの未来へと走って行っちゃいました。鹿島鉄道の沿線って人口が多い訳でも無く、モータリゼーションのすすんだ茨城でよく平成まで耐えたな、とは感じます。地元に愛されていたことが分かります。

これが小川高校下駅への唯一の道路です。

小川高校下駅跡
すっげぇ色々残ってる。

次回は小川高校下駅の紹介をします。