「踊る大捜査線」の亀山千広プロデュース作品。
いつもはおもしろおかしな亀山作品も今回は小栗謙一監督のもと,
ドキュメント作品になっています。
しかも,マフィアを売った日系人ケン・エトーの話。
アル・カポネ後も勢力が広がっているシカゴのマフィア社会。
そこに切り込みを入れるFBIの女性捜査員の回顧録から
ケン・エトーの生涯が回想される。
シカゴで年間1100人がマフィアに暗殺される中で,
唯一ケン・エトーは狙撃されながらも奇跡的に生存することができました。
日系人らしい「仁義」を重んじていたケン・エトーが
組織に裏切られ,命を狙われました。
そして,ケン・エトーはその組織の裏切りに対し,自分が組織をFBIに売ります。
この結果,マフィアの大物が逮捕,起訴されることになりました。
太平洋戦争下で日系人は多くの差別を受けました。
子ども時代のそんな環境が彼をマフィア入りさせる一つの原因になったのでしょう。
マフィア=悪党というイメージもありますが,
どこか憎めない人間の優しさや筋を通す男気が,周りの人から愛されたのでしょう。
マフィアに日系人が関与していたことも,その組織摘発に日系人が動いたことも
しりませんでした。

