雪かきを早朝に済ませて、北海道医療センターシーティングで問題を感じている最終設計段階まで来ました。

 これは、特に在宅のユーザーの車載などの多様な使い方や道外処方のとんでもない扱いに触れての作業課題です。

 

 私は現職から離れ、パートタイムで様々な要求に応える設計のお手伝いをする時に、3Dの図面作成をして対応しています。3D図面ですと人との対応をPCの3次元空間で再現して、様々な角度から検討することができます。

 意外に思われるかも知れませんが、ある程度仕様が定まると、実際作成してみて、現場合わせするする方が作業が速いです。

 ですから、そんな環境をもてていない状況では、歯痒い思いをすることも多々あります。私自身若い時に、金属の溶接を含め現場で考えを進める仕事が主だったので、これは痛切に感じるところです。

 

 しかし、まどろっこしくとも、現在の作業による資産は、ここを「こう」とかの曖昧で定量化しにくいご指導を定量化した形としてデータが残るので、大学などの協力を得られた時の実験計画が容易になりますし、同じような問題への対処と改善のための有効な資産となります。始動は遅くとも、次に確実につながるのです。

 

 そんな作業の最終意見を求めるメールを関係者に送ったところです。どれだけ、返事が来るかはわかりませんが、この様な作業の流れをつくることで、コメディカルを中心に業者さんに、、定型とした社会に通用する製品についての理解や作業量の理解が深まることをわずかながら期待してもいます。

 

 縁の下の力持ちの仕事は、なかなか理解されにくいものですが、ユーザーのために本当の意味で役立つ物の製作プロセスに関することにも、少しは目を向けてほしい思いがあります。(にしむら)