まぁなんとかなるさ、という気持ちと
どうにもなんないんじゃないか、という気持ちが
繰り返し訪れる。
不安定な若者、の典型をやってるなぁと自分で思う。
人が一度は通り抜ける場所にさしかかってる気がするんだなぁ。
自分とちゃんと話さなきゃいけない場所。
そんな気がする。
奈良さんのナラノートは、彼の日記で
上がったり下がったり、笑ったり泣いた利が彼の弾むような言葉で記されていて
時代に愛されたアーティストも、おんなじなんだなと思う。
一喜一憂で構成される人生。
喜びも憂いも全力で受け止めながらひたすらキャンバスに向かう奈良さんの姿は
同じようにアップダウンの激しい道の上にいるわたしの心を打つ。
彼は有名アーティストで、わたしは「no one」だけど。
仕事 暮らし 人生
幸せ 不幸せ
価値と無価値
ぐるぐる頭の中を回る。
かき混ぜていたら何ができるだろう。
濾過したら何が残るだろう。
それが、知りたい。
というようなことをずっと俗っぽい言葉で友達に話した。
だけどなんとなく、うまく流れていく気がするよ
と言われて
根拠なんかないのにちょっとうれしかった。
うまく流れていきたい。
流されるのではなく、流れていきたいです。
普段使う言葉だと、本当に伝えたいことが伝わらないのはなんでだろう。
不思議。
妙な比喩とおかしな言い回しの方が正確に伝えられたりする。
書き言葉は偉大です。
書き言葉と話し言葉
わたしは多分ふたつの自分を持ってるんだな。
今日は卒業生に会いました。
厳しい現実、がやんなっちゃってた彼は力なく笑って
わたしにその笑顔が刺さりました。
服を作って生きていくというのはどういうことなんでしょうか
というテーマで語り明かせそうでした。
服は 商品 なのか 作品 なのか。
選択権は各々にあり
彼はその間で揺れているようでした。
文化祭ではみんなのリーダー
ちょっと変わってるけど愛されて
Tシャツをかわいくデザインしてくれて
彼はきちんと「someone」だったのにな。
人材市場の小さな点になってしまって
ナイーブすぎると笑われるかもしれないけど
なんだか、寂しかったです。
寂しかったんです。
ユーアーサムワン。大声で言いたくなった。
服をつくるのが好きだなぁという気持ちと
平和を愛するぼんやりした性格と
いくばくかの知識
それだけ。
それだけ持ってどこへ行こう。
自転車も車も飛行機もないや。
頼りは二本の足
すぐ偏頭痛を起こす体
走るのは遅いし息はすぐ切れるし
ゆっくり ゆっくりだ
それだけのことだ