〇質問「私はこの種の様々な文献に目を通してきました。驚くべきことに、すべての文献の言わんとしていることは基本的に同じなのですが、それでも多くの点で食い違うところがあります。
膨大な情報量のために、それらが正しいか正しくないかは別として、混乱をきたしています。ほぼすべての人があらゆる情報を過度に重要視してはいけないと語っています。ければも、感受性の強い人や毎日施し物をする人に、どうしろ言いうのでしょう。他人の悲しみを受け入れることも理解することもしないのであれば、この世は冷酷非情なのとなってしまいます。
将来、私はジャーナリストになりたくて、ある出版社ですでに働いています。そこでは主に女性問題を取り上げ、女性達から取材した話にもとづいてルポを書いています。彼女たちの苦労を聞き流していては、いい仕事ができません。様々な内容の情報に日々接するジャーナリストは,どうした良いのでしょうか。私は一生を通じてコマを回すか、一人で苦しむしかないのですか。それとも、ひょっとしたら私に理解不足のところがあるのでしょうか。
また、事象選択を含め、似たような考え方はすべて理想論すぎる絵空事のように思われることもあります。事象選択もコマであって、それはあなたによって考え出されたものであり、あなたがほかの人々の思考を回している。という事がそのうちに改名されるかもしれません。なぜトランサーフィンの法則を持っとわかりやすいものにしないのでしょうか?」
答え、事象選択は考え出されたものではありません。ですから、その法則も作り直す事はできません。こうしたことを考え出すというのは、ほとんど不可能です。他の人々から教わる事も無理です。秘められた知というのは、考え出したり学び取ったりする物でもありません。それは誰もが手に届く場所にあります。私はその場所を亜空間と呼んでいます。他の人々は別の名前で呼んでいるかもしれませんが、本質は何も変わりません。
あなたはいくつかの問題で混乱しているとお手紙に書かれています。それによると、たくさんの教義は同じことを言っているのに、それでもやはり食い違うことがあるが、どのように理解すべきかとのご質問です。あるがままに信じてはいただけないようです。
心理学や密教に関する山のような文献を読み終えた後は、ある程度の時間立ち止まり、だれが何をどう書いていたかなどすべて忘れてしまってもよいと思います。もしあなたに何らかの分野の最低限必要な基礎部分が残っていたら、その後は亜空間からの情報を直接受け取ることができるでしょう、
そのためには、生じた疑問への答えを他の本の中から探すのをやめて、自分と向き合うという図々しさが必要です。世界の賢人たちに理性の関心が向かう間は、あなたの混乱は続き、永遠の学徒という状態から抜け出せません。目指す方向性を変えましょう。あなたの理性にはあなたの魂と向き合ってもらい、あなたの全ての疑問に対する答えを出してもらいましょう。
発明や発見をする人、文化・芸術の傑作を創る人、本を著す人と、そうした発明や発見に驚く人、傑作に歓喜する人、本を読む人とを隔てているのは何なのでしょうか。創作者と鑑定人も教師と生徒を分けるものは何なのでしょうか。
前者は、自分の理性の注意を他人の創作物から引き離しても、自分の魂に向ける図々しさを守っているのです。鑑定人と生徒が決して才能に恵まれていないわけではありません。ただ彼らの意図が別の方向、すなわち他者を評価し、他者に学ぶ、という事に向けられているだけなのです。
私がデマを飛ばしているか、だれでも知っているような心理を蒸し返そうとしているようにあなたには思われるかもしれません。理生の注意を自分の魂に向けるだって? 何か具体性に欠け、漠然としていて、霊性を強調しすぎるきらいがあるでしょうか。
しかし、本当に私は極めて具体的な事について述べているのです。あなたの魂はそのままでも全てわかっていると言うのはもあまり正確な言い方では無いかもしれません。過去と未来のデータが保管してあり、そればかりか、あらゆる傑作や発明・発見も存在しているという情報フィールドへのアクセス権を、理性と違って、魂は待っているのですが、そのことを知らないのです。
理性は魂の感覚を直感的な知やひらめきとして受け取り、その後、一般に通用する概念や記号という形態に解釈します。
理性は新しいことを何も思いつく事ができません。理性ができることは、古い積み木から旧バージョンの焼き直しのような家を建てることだけです。根本的に新しいことはすべて魂と理性が一致した時に創られます。しかし、この一致というものを達成するためには、単純で具体的なやり方を行う必要があります。
あなたはいかなる知にもアクセスすることが可能だという事実を受け入れてください。質問は自分に向けるのです、自分の道を進みましょう。自分の個性を発揮する権利を行使してください。自分に与えられている知へのアクセス権を活用するのです。
自分の意図を他のことから自分自信へと方向転換できるようになるや否や、知に手が届くようになります。あなたは個性豊かな人格を持ち、唯一無二の存在であり、すべてを知っているのだと、ただ自分に語りかけてください。自分に質問を発し、答えを持ちましょう。答えはひとりでにやってきます。すぐにやってくるともあればも複雑さの度合いによっては、数日後、あるいは数か月後にやってくることもあります。しかし、答えは必ずやってきます。
人によって背性と魂との接触の仕方は異なります。大事なのは、理性の意図を魂に向けるようになることです。実のところ、それを行ってみようと思い立つ人は少ないのです。しかし、試してみた人は、新たな発明や発見をしたり、傑作を創ったりし始めるわけです。
※次回に続く
