〇カギ回しの二つ目の要素は目的とするスライドの視覚化である。鍵を回してから、頭の中でスライドを映し出す。目的が達成した状況にいる自分を想像してみよう。スライドに愛着を感じるよう、自分がスライドの中で味わう感覚を想像してみよう。取り巻いている状況に両手で触り、首尾よく手に入れることになる音、匂い、そりほかの感覚をイメージしよう。あなたの中で数分間スライドを映し出そう。見慣れた場所を穏やかな気持ちで歩いているときに、カギ回しを行うことが望ましい。四方を見回してもよいが、スライドに集中するためには、自分の足元から前方を見る方がよい。
スライドの中にいる自分をある程度はっきりとイメージすることが出来たら、意識的な視線を前方に向けてみよう。何も思考したり分析したりせず、前方の遠くに見えるものをただ澄んだ眼差しで眺めよう。澄んだ眼差しというのは、カギ回しの三つ目の最後の要素である。
数秒以内にあなたが見ている前で周囲を取り巻く舞台装置のニュアンスに変化が生じ事だろう。見慣れだ風景を済んだ眼差しで眺めてみると、ほとんど同じに見えても、その中に何か違うものがあると気づくだろう。かろうじてとらえることのできる説明できない何らかのニュアンスが加わっているのである。まるで以前にそれをどこかで見た事があるかのようだ。あるいは、何か新しいこと、普段とは幾分違ったことである。画像の具体的な細部のことではなく、何らかの余韻、感覚、気分・・・・ニュアンスである。
例えば、あなたが何度も見たことのある家を眺めたとしよう。しかし、今はその色彩や照明などが違う事に気付き、以前に別の状況でそれと似たような体験をしたことを思い出す。ケースによっては、過去にあなたに起きた、何か見慣れたことのはっきりした感覚が生じるかもしれない。おそらくあなたは、過去の感覚が突然記憶によみがえるという不思議な思いを持ったことがあるだろう。過去についての思いではなく、まさに過去の感覚…デジャ・ビュである。
このような思いを持つ瞬間は大変頻繁にあなたに訪れているのだが、何も気づかないだけなのである。なぜなら、状況をそのまま受け入れている、言い換えると、覚醒状態で眠っているからである。そこで気分転換は、すぐ目の前で世界が変化していく様子にあなたが気づくことを可能にしてくれる。あなたは何か見慣れたものを漠然と感じるか、あるいは逆に、いつもと違う新しいニュアンスが現れたことを感じる。
されではいったい何が起きているのだろうか。亜空間において、あなたの世界の層の物質的現実化が進展しているのである。あなたは何を見ているのだろうか。あなたは舞台装置のニュアンスの移り変わりを目にしてるいるのである。
ご存じのように、亜空間における様々なセクターは異なるシナリオと舞台装置を持っている。セクター間の総体的な距離によって、違いの現れ方も強弱まちまちである。物質的現実化の進展は均等に起こるため気付きにくい。物質的現実化の進展は、小さな時計の分針の移動にも似て、捉え難い。ニュアンスの際立った変化が感じられるのは、一つの人生ラインから別の人生ラインへとかなり劇的に乗り移ったときだけである。そのような場合、あなたは明らかに注意を喚起するようなサインと遭遇する。
カギ回しのプロセスでは、目的とするスライドの視覚化が魂の意図の風を急激に強める。あなたの思考エネルギーの放射パラメーターは、現在いる人生ラインと大きく異なってくる。鍵を回すことで、あなたの思考によって変調された放射エネルギーが強まる。その結果、セクターからセクターへの物質的現実化の進展が促進される。澄んだ眼差しは、あなたが目を覚まして変化捉えるよう、波長を調整してくれる。魂の意図の突風が吹いているわずかな瞬間に、舞台装置のニュアンスの移り変わりに気付くことができるのは、こんな理由からなのである。
カギ回しは、歯を磨いたり髪をとかしたりするときのように、冷静に行っていただきたい。自転車に乗ることと同じように、すぐにはできないかもしれない。カギ回しを行っているとき、あなたは魂の意図に触れる。という事実を無視してはならない。だが、魂の意図は捉え難くコントロールする事も困難な代物である。あなたの望むことがすぐにはうまくいかなくて身も、軽い気持ちで接するようようアドバイスしておきたい。それでも必ずうまくいく時が訪れることだろう。カギ回しは自然な気持ちで試して見るのであって、努力したり、力をふり絞ったり、技法そのものに大きな意義を与えたりしてはならない。まったく違った自分流のやり方を見つけ出すことだって十分にある得るだろう。あなたの都合の良い時や何らかの合間にでもやってみよう。気分転換の重要性が低ければ低いほど、良い結果が得られるだろう。緊張状態になければ、全ては簡単にいくことになる。
