〇人の魂は守護天使が守ってくれていると、多くの人々が信じている。もしあなたが自分の守護天使を信じているのなら、それはとても結構なことである。これはつまり守護天使は存在するという事になる。あなたは守護天使について考え、期待し、感謝する。こうした思考が守護天使をリアルなものとし、その存在に疑念をさしはさむことが出来ない。亜空間には全てがある。もし想念が独立したエネルギー情報体を作り上げるという考え方があなたにとって好都合なら、そう考えることも可能である。あなたが守護天使を心から愛し、どんな些細なことに対しても感謝を示すと、守護天使の存在は確固たるものとなり、それによって彼らはますます大きな支援の手をあなたに差し伸べるようになるだろう。結局のところ、守護天使が独立して存在するのか、それともあなたの想念によって作り上げられたのはは、大した問題ではなくなってくる。
 では、もし守護天使を信じないとしたら、それによって悪いことは何も怒らない。信じない方があなたにとって心安らぐのであれば、それはそれで全ては平穏無事である。つまり、信じるものを受け取るという事である。私があなたの立場だったら、信じることにするだろう。ひょっとしたらあなたが信じるかどうかとは関係無く、守護天使が存在していて、あなたをいとおしく思い、出来るかぎり心配してくれるのに、あなたのほうは、守護天使のことを忘れ、放っているのかもしれない。守護天使にはあなたからの愛が足りないため、次第に弱っていき、エネルギー不足になり、自分が保護すべき人を助けてあげられなくなる。その一方で、あなたは自分のエネルギーを様々な破壊的コマたちに分け与えている。コマたちもあなたを助けてくれる場合があるだろうが、それはそうすることがコマの利益にかなうからである。本来は、破壊的コマにとって、だれかの個人的幸福などどうでもよいことである。しかし、あなたの守護天使は、あなただけを心配してくれる。
 守護天使の姿は好きなようにイメージしてかまわない。翼をもった赤ん坊、雲、鳥など何でも構わない。姿は重要なことではない。どうやら守護天使は人に姿が見えるものらしい。守護天使の姿を創造してあげるのはあなたである。だから、好きなように思い描いていい。守護天使を自分の魂と同一視する事もできる。超能力がなくても、心配には及ばない。守護天使は、何らかの方法で、あなたを真実の道へと導く手段を見つけるだろう。肝心なのは守護天使を決して侮辱したりしないことまして、腹を立てるなどはもってのほかである。守護天使は、何からあなたを守りどこへ導くべきかを良く知っている。なぜなら、守護天使から見ると、あなたは無分別な子猫のようなものだからである。守護天使を非難してはならない、守護天使が一体どのような災難からあなたを守ろうとするのかについて、あなたは全然知らないからである。
 天国で神様と出会った人間についてのこんな寓話がある。神様は人間にこれまで歩んできた人生の道筋を見せてあげた。そこについている足跡からすると、いつも神様が並んで歩いていたことは明らかだった。そこで人間は自分の人生で最も苦しかったところに視線を向けた。しかし、そこには一人分の足跡しかなかった。人間は神様の方を向くと、非難めいた口調でこう言った。「なんという事でしょう。私が苦しかった時、あなたは私を置き去りにされたのですか」これに対し、神様は次のように答えた。「誤解じゃよ。あれはお前さんの足跡ではない。お前さんを両手で抱き上げて運んだ私の足跡じゃ」
 守護天使の役割をいくら高く評価してもし過ぎることはない。あなたのことを心配してくれて、できる限り守ってくれる存在がいるという事を認識するだけで、ますます自信が溢れてくる。自信は心の安らぎを生み出し、人間の人生において非常に大きな役割を果たす。もしあなたが独りぼっちでも、守護天使と孤独を分かち合える。あなたの喜びも悲しみも、やはり簡単に守護天使と分かち合える。ところで、守護天使にはほかにすばらしい資質が一つある。それをあなたは利用することが出来る。それは、守護天使はあなたと違って平衡力の作用を受けることがない、というものである。
 何か個人的にうまくいったことがあるなら、自分をほめてあげて、誇らしく思もおう。これはとても良いことである。自分を叱るよりは、誉め過ぎる方がまだいい。しかし、自分を誉める際に、たとえ小さくても過剰ポテンシャルを作ってしまってはいけない。せっかくあなたの魂が喜び、はしゃいでいるのに、平衡力のせいで台無しになってしまうからである。あなたが自分自身を過剰を誉めると、それに続いてあなたは失敗をしたり、忌々しい出来事に見回ることになる。だから成功ををこっそり喜ぶことも怖くてできなくなるとしたら、いったいどうすればいいのだろう。
 過剰ポテンシャルを作らずに喜びや誇らしい気持ちに浸ることのできる方法が一つある。自分の喜びやほこりを守護天使と分かち合う事である。守護天使はあなたのことを心配し、助けてくれるのだから、あなたから褒められ感謝されるに値する働きをしてるのである。あなたが自分の成功で喜んだり誇らしく思ったりするときは、守護天使のことも思い出して、一緒に喜ぼう。言葉も交わしてみよう。自分への讃辞や感謝の気持ちを守護天使に譲り渡そう。自分を誉める以上に守護天使を誉めてあげよう。形だけそうするのではなく、褒めたたえてもらう権利を心から譲り渡そう。そうしてもあなたが失うものは何もない。自分の分はすでに受け取ったのだから、今度は守護天使を誉めてあげて、感謝するべきである。
 あなたの成功は守護天使による功績と考えていただきたい。そうする事で何が起こるだろう。誇らしい気持ちから発生したあなたの過剰ポテンシャルは、徐々に散って行くのである。そして、あなたは余計な心配をすることなく、楽しい気分でいられる。思う存分喜びに浸ろう。喜びは自分に残し、誇りは守護天使に残し、誇りは守護天使に譲ろう。そうしても、誰もあなたの功績を奪ったりしない。
 他らしい気持ちから過剰ポテンシャルを発生させたり、あなたを幸せにしてくれたコマに感謝する代わりに、誉め言葉と感謝の気持ちを守護天使に譲ろう。守護天使はあなたにエネルギーをねだったりはしないが、エネルギー必要としている。もしあなたが、コマから助けてもらったと思うなら、コマにも感謝することは出来るし、そうしたとこで誰にも害はない。そうはいっても、コマはいつもあなたからエネルギーの一部を当然のように奪っている。コマは決してただでは何もくれないのである。守護天使のことだけは、忘れてはいけない。いつも守護天使に感謝し、愛していると告げよう。守護天使は力強さを増し、あなたに何倍ものお返しをしてくれるだろう。