〇ある場所にあなたの愛する対象があり、別の場所にあなたがいて、愛の対象を独占したいと思っている。これは、すなわち、過剰なエネルギー・ポテンシャルを生み出していることになる。大気団が気圧の高い地域から低い地域へ向かおうとするように、このポテンシャルは望みの対象をいつもあなたの方へ引き寄せいる推測してもよいのだろうか。いやいや、飛んでもない。平衡力にとっては、何を利用するのであれ、平衡状態が達成されればそれでよい、そのため平衡力は別の方法を選ぶこともあり得る。それはあなたの愛する対象をもっと遠くへ引き離すというものである。そうなるとあなたは中立化され、すなわち嘆き悲しむことになる。加えて、ほんの小さな不幸であっても、あなたが状況をますます芝居じみたように表現する傾向が強まると、そのような思考があなたを相思相愛の遠のく人生ラインへと引きずっていくことになる。
独占したい望みや報われる愛への望みが強ければ強いほど、平衡力の働きも強くなる。もちろん、もし平衡力があなたとあなたの愛する人を接近させる方向を選んだならば、ハッピーエンドで終わることだろう、平衡力が働く方向は、愛が芽生えるそもそもの時点で簡単に判定することが出来る。もし、相思相愛の関係を築こうとしても、あなたの心は落ち着かず、始めからどこかうまくいかないのであれば、急遽、戦術を変更する必要がある。それはつまり、見返りを求めずに愛することである。そうすれば、平衡力の不安定な振動を引き寄せて、あなたを助ける形で働くようにすることが出来る。さもないと、状況は雪崩のようにコントロールが効かなくなり、何かを変えようとしてもほとんど不可能になってしまう。
結論は一つ。相思相愛を実現したいと望むなら、愛されようとは務めずに、ただ愛すればよいのである。その場合、第一に、過剰ポテンシャルは創られないから、平衡力があなたに抗って働く確率の50%は防止できる。第二にももしあなたが相思相愛の関係を築こうと努めなければ、片思いをめぐるコントロール不能の芝居じみた思考も発生したりせず、あなたからのネガティブな思考放射がそれに相当する人生ラインへとあなたを引きずり込む心配もない。それに、もしあなたが占有権を主張することをせず、ただ単に愛するのであれば、放射のパラメーターが相思相愛の実現する人生ラインを満足させるようになる。なぜなら相思相愛の場合も依存関係は存在しないからである。もし穴がそれでに相思相愛の関係を築いているならば、占有権についてあれこれ販売する理由などどこにもない。占有権の主張と縁を切ることだけで、あなたのチャンスがどれほど高まることか、考えてみていただきたい。それに加えて、無条件の愛は大変に稀有な存在であるからこそ、これだけが強い関心と共感を呼び起こすのである。だれかがあなたをただ愛するだけで、何も求めないというなら、あなたにとっては不愉快であるはずがない。
占有権の二つ目の極端な形は、もちろん嫉妬のことである。この場合、平衡力にも働き方で二つの亜空間がある。もし愛する対象がすでにあなたに属しているならば、最初の亜空間は、もっととあなたに接近させるものとなる。実際、一部の人々は愛する人からの嫉妬をある程度好ましい者と感じている。だが、平衡力の働き方のもう一つの亜空間は、嫉妬を生み出した原因である愛そのものを破壊する結果となる。この際、嫉妬の感情が強ければ強いほど、その分、愛が葬られる墓穴も深くなる。
以上述べたことはすべて、男性にも女性にも同じように当てはまる。だが、まだこれでおしまいではない。事象選択の別の概念を検討する際に、本件にまた戻るつもりである。すべてはこんなにも優しく、そして難しい、難しいのはなぜかというと、愛する人はまともに判断する能力を失っているため、こうした助言をしてあげても、無駄に終わる公算が強いからである。とはいえ、だからと言って、落胆するわけでもない。なぜなら、あなたから感謝していただく権利を丁重に辞退しようと思っているからである。
