〇境遇、状況は同じでも楽天家はβエンドルフィンの世界にいることができる。長い目で見たとき、健康状態から人生の成功・不成功まで、プラス発想とマイナス発想では天地の開きが出てくることになる。
願望実現の成功法則では「良いことを思えばよいことが起こる。悪いことを思えば悪いことが起こる」というが「よいことを思えば脳から良いホルモンが出る。悪いことを思えば悪いホルモンが出る」と言い換えることができる。
成功理論では潜在意識というのを持ち出して、人間の想念というものが人生を決める。と言っているが、その科学的根拠は今一つ明らかではない。なぜかというと、心というものを物質としてとらえることができなかったからである。そのために潜在意識・潜在能力というものの出てくるメカニズムの説明が抽象的にならざるを得なかった。
「心でよいことを思うとなぜ良い結果が出るのか」と聞かれて納得のいく化学的説明は無理だったのである。だが、今はそれが可能となった。良いことを思えば脳から良いホルモンが出る。そのホルモンは人間を心地よくし、やる気にさせるだけでなく、潜在脳が働いて自分でも想像できなかったような能力が発揮できるようになる。しかもつらい体験にへこたれずにそれを乗り越える忍耐も出てくる。これだけそろえば、おのずと人の抱く願望実現の確率は、飛躍的に高くなって当然と言える。

〇α波状態と脳内モルヒネの分泌は鶏と卵の関係でどちらが先か後かは別として、とにかく一体の関係にあるのは間違いない。このα波に一番効き目があるのは瞑想で、うまく瞑想ができる訓練を積めばα波は思いのまま出せるようになる。
α波が出せるということは脳内にβエンドルフィンなどの快感物質を分泌出来るということで、これが自在にできれば、人生の色合いはずいぶん違ってくハズである。ふつう私たちは何かをしようとすると、無意識に緊張がが伴って実力が発揮できないといういわゆる「努力逆転の法則」が働くのであるが、この原因となるホルモンがアドレナリン系の神経伝達物質なのである。
このような時にプラス発想をして意識的に脳内モルヒネを分泌させると脳波はα波にコントロールされ、大脳の前頭連合野の機能が活性化する。そのような状態では意識と潜在意識が統合され、脳の深いレベルで成功へ向けての肯定的な発想をプログラムすることができるのである。したがってこのような状態では潜在意識を意識的にコントロールすることが出来、様々な能力が活性化される。
潜在意識が意識化されることによって精神感覚も鋭くなり、カンやひらめきの力が強くなる。そのため想像力大いに発揮できるようになるというわけである。

〇机に座って理屈を並べているうちはダメで、体を動かして左脳を黙らせ、あらゆる記憶の宝庫である無意識のメッセージに耳を傾ける、そこでは個人の経験した過去の一切の記憶とDNAに刻まれた先祖の知恵がないまぜになって、時にとてつもない着想が生まれることになる。そういう境地に入っていくときの脳波がα波であり、その時、脳内モルヒネがふんだんに出ていることを最近の医学は証明して見せたのである。
