〇心に描いたイメージが、そろそろ叶うだろうと思う頃になっても、それがまだ実現しないときは、心をリラックスさせて、精神的な世界ではすでに実現しているのだと思いおこすといい。あなたがイメージすれば、エネルギーをすでにそこに呼び寄せているのだ。ただ、万物を創造している知性にとっては、時間というものが意味を持たないのである。また、あなたがいつもイメージを変えていると、そのイメージが物質世界に実体化しないこともある。あなたが利用しようとしている力はデリケートで、同じイメージをコンスタントに描き続けなければ、現実とはならない。
ただし、万物を創造している至高の力に交わるときには、自分だけの空間で行うことが大切である。自分がかなえようとしている願いを人に話すと、その力が弱まってしまうからだ。ふつう、私たちがそうしたことを人に話してしまうのは、心にエゴが入り込むからである。そうなると、願いを引き寄せる力の大部分が拡散してしまう。
人間は誰しも悩みから逃れるために、他人に悩みを話したくなるものである。人に話してしまうことで、心の負担を多少なりとも軽くしたいと考えるからだ。しかし、自分の考えていることを人に話した瞬間に、イメージする力は弱まってしまう。悩みを打ち明けた相手の反応に注意が行き、エネルギーがそちらに向けられてしまうからである。
あなたの本質である宇宙の生命エネルギーは、あなた自身のためにある。エネルギーを自分一人に集中放射する術を学べば、あなたは願望を苦も無く実現できる。それだけでなく、外の世界に対して想像を超えた影響を与えられるようになるだろう。
しかし、目に見えず、音も匂いもなく、触ることもできない無限の生命エネルギへを理解するのは容易ではない。これは電気を思い浮かべるとわかりやすい。ドライヤーのプラグをコンセントに差し込んでスイッチを入れると、確かに熱風が出てくる。だが、流れている電気を目で見たり、それに触れたりすることはできない。また、電気自体には音もなければ匂いもない。生命力はこの電気に似た性質を備えている。これは、どの物体に宿る生命力についても言えること。
