〇自分の様々な感覚に注意を払うことで、あなたは自分自身のいろいろな部分とほしがっている様々な経験に気付くようになる。ただし、それらのすべてを一度に手にすることはできない。というのも、それらの多くは互いに相いれないものであるからだ。より多くのお金とより大きな家を欲しがっているあなたの一部は、貧困と空腹に耐えようとしているあなたの一部とは相いれない。ほかの人々の長所に思いやりと共に手を差し伸べるあなたの一部は、自分に都合の良いように利用しようとするあなたの一部とは相いれない。あなたが自分のある部分を満足させると、別のある部分の欲求が満たされなくなってしまう。

 一つの部分の満足が、別の一つの部分、あるいはいくつもの部分に苦痛を与え、その結果あなたは、引き裂かれることになる。自分の人格の様々な部分を認識するようになると、自分の内側の様々な力を意識的に体験できるようになる。

 それらの力は、あなたの現実を形作るあなたの意図として採用される事を目指して、つねに競い合っている。この力学の中に意識的に侵入する事で、あれなたは、自分の内側の特定の力を意識的に選択する能力、自分のエネルギーをどこに、どのようにして集中するかを選択する能力を身に着けることになる。

 意識的に選択しないと、無意識のままでい続けることであり、それは無責任にパワーを行使する事である。分裂した人格の存在と、それらを調和の取れた状態にする要請が認識されたとき、そこには意識的選択の必要性が出てくる。どんな決断に直面した時にも、自分は自分のどの部分を養いたいのか、そしてどの部分を排除したいのかの選択を強いられることになる。

 責任ある選択とは、それが導くことになる結果に気を配った選択である。責任のある選択を行うためには、決断する前に必ず「この選択によって何が起こるのだろう、自分は本当にそれを発生させたいのだろうか?・この選択の結果をすべて受け入れる準備を本当に備えているのだろうか?」と自問しなくてはならない。

 自分が行おうとしている選択の結果に、じっくりと思いを巡らすこと。そして、自分がどう感じるかに注意を払いながら、「自分はこれを本当に発生させたいのだろうか」と自問し、そのあとで決断する。

 あなたが何らかの選択を行うときに、その結果を考えて判断し、その結果が出るまでの間中、常に意識的であったとしたら、それは責任ある選択である。

 魂レベルで欲しがっている経験を養うとともに、我欲に立ち向かい、それを排除することができるのは、この責任ある選択を通じてのみである。それは、明晰さと知恵に満ちた選択である、変化を意識的に選択することであり、これが真のパワーへと意識的に向かわせる道である。