第一日曜日のルーブル美術館。(Ⅱ) | つれづれパリ日記

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パリでの日常-マルシェ、お食事、ファッション、バレエ、スポーツ、読書など、日々のささやかな幸せを丁寧に綴っていきたいです。

ルーブル美術館は広すぎて
なかなか全部見てまわることが出来ません

今までずっと
素通りして来た一角→
それは、古代エジプト美術の展示コーナーでした
だって
ミイラが怖いんですもの~

今回は
スフィンクスを見てみたかったので
エジプト展示コーナーを脇目も振らず
さーっと早足で進み

 

案内だけを頼りに
ダッシュ



写真だけで見たことのあった
「サモトラケのニケ」は大きいなと思い
ダ・ヴィンチの「マドンナ」は毎回のことながら
小さな絵だなと思い
このスフィンクスは
想像していたよりも大きくて立派でした

そして、案内図にあった
有名な「ラムセス二世座像」を見逃して
古代エジプト美術の一角をあとにして
階段を探し
2階(日本でいう3階)の
絵画コーナーへ向かいました



広いな~、と思い
腰掛けた椅子からは
アール橋が見えました

→アール橋の様子はコチラ

単純に
メトロ2駅分くらい歩いているんですね~

 

ルーブル美術館3階には
14世紀から19世紀くらいまでの
ドイツ、フランドル、オランダ、ベルギー、ロシア、スイス、スカンジナビア
それにフランス絵画が
展示されているとのことです。

フランス絵画「トルコの浴場」
ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル作
(1862年)

いわゆる、ハマムですね



「いかさま師」というタイトルが
案内図に描かれていましたが...

 

眼が怖~い
「いかさま師」(ダイヤのAを持った)
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作
(1635-1638年頃)

ミラノのアンブロジアーナ美術館へ行った際に
初めてその名を聞いた
イタリア人画家カラヴァッジョが先に描いたとされる
「いかさま師」と
同じ主題、構図で描かれた作品ということです

ミラノのアンブロジアーナ美術館の様子はコチラ



「ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像画」

 

「自画像」
アルブレヒト・デューラー
(1500年)
当時、ガラスを用いた鏡が発明され、普及したことにより
鏡を持ちながら自画像を描く画家が増えたそうです

 

一番楽しみにしていた
フェルメール作
「レースを編む女」は
イギリス、ケンブリッジに貸し出し中とのことでした~、残念

 

その隣りの「天文学者」
フェルメール作
を眺めてから
階段を探し...



 

歩いていたら
「Cafe Richelieu」という
アンジェリーナのガトーを食べることが出来るというカフェを見つけました

ここが
雑誌で見かけたことのある
アンジェリーナのカフェなんですね
店内の雰囲気も、眺めもいい感じでした

階段途中の先に
綺麗なお部屋が見えたので
進んでみると



「Appartement de Napoleon Ⅲ」=「ナポレオン三世の居室」



実際に使われていたという
リモージュ焼の器の数々は
食器好きの私にとっては
眺めていて心躍る器でした~

 



 
 

 

 



「クリストフルの間」



 

1階にある
ナポレオン三世の間は
今回初めて足を運んだのですが
豪華絢爛で美しく
ヴェルサイユ宮殿まで行かなくても
フランスの素晴らしいシャンデリアや調度品を見ることが出来る、
とても素敵な空間でした~

 

実際に使われていたという
宝石



お昼前にルーブル美術館を出ましたが
ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」や
もとは要塞だったという
ルーブル美術館の地下に眠る
12世紀の要塞の跡「中世のルーブル宮」など
見逃したものがいくつかあり
ギリシャ、ローマ彫刻ももう一度
ゆっくり眺めたいと思いました

皆様、朝一番のルーブル美術館が
お薦めです~