2010年6月にオープンして以来
ずっと足を運びたいと思っていた
シャンパーニュ地方の街METZメッスの
ポンピデゥーセンター
正式名称は
パリ4区にある
ジョルジュ・ポンピドゥ国立美術文化センター
(サントル・ナシヨナル・ダール・エ・ド・キュルチュール・ジョルジュ・ポンピドゥ=
Centre National d'Art et de Culture Georges Pompidou)の分館
ポンピデゥーセンター・メッスです
ポンピデゥーセンターの詳細はコチラ
お天気のよい週末
日帰り旅行で
TGVでメッスへ行って来ました
朝の「Gare de L'Est」駅
駅の構内に大きな絵が飾られていて
この駅は綺麗ですね~
私の乗ったTGVは
メッスを経由して、ルクセンブルグ行きのTGVでした
このEST=エスト駅は
シャンパーニュ地方の中心地ランス、ドイツとの国境ストラスブール、
フランクフルトなど方面への
TGVの発着駅です
パン・オー・ショコラとコーヒーを買って
TGVに乗ろうと歩いていたところ...
なんと、目の前に建築家の坂茂さんが
メッスのポンピデゥーセンターへ
坂茂さんの建築と、アートを観るために向かうTGVの駅で
建築家本人にお会いしてしまった~
って思った瞬間に
馴れ馴れしい私は
「坂茂さん、おはようございます
私、これから坂さんの設計されたメッスのポンピデゥーセンターへ行くところです」
ってしっかりアピール
10年ほど前に講演会へ足を運ばせて頂いたこと、
共通の知人がいることなどお話しして...
気さくで穏やかな坂茂さんは
「これから取材で、ポンピデゥー・センター・メッスへ向かうところなので
よかったら一緒に美術館をまわりましょう」
と言って下さいました
このところいろいろあり...
気分もふさぎがちでしたが...
一気にテンションが上がり
ルンルンの車内では「レキップ紙」でサッカー情報チェック
2012年のサッカー・ユーロカップ予選で
フランスはベラルーシに負けちゃったんですよね...
お向かいに座り合わせたご夫婦は
ポンピデゥー・センター・メッスの本を持参していらっしゃいました
メッス駅から徒歩3分くらいの
ポンピデゥー・センター・メッス
駅から美術館まで直結していますが
周辺はまだ工事中とのことです
このようになめらかなフォルムにするために
木で作り上げていったそうで
外壁の白い屋根も
新しい、特殊な素材を使っているとのことです
入口すぐ上部分
特別に案内して頂いた館内には
映画館も設置されていますが
この映画館は一般公開用ではなくて
会議、コンファレンス用とのことです
映画館の天井部分は
紙の筒が吊られています
こちらはパフォーマンス・ルーム
館内入口部分は
開閉式になっていて
カフェゾーンがあります
美術館入口左側が
この建築の説明コーナーになっていて...
坂さんは1999年
パリの街を歩いていて
お店に売っていた
この中国のかさを見て
インスピレーションが沸いて
このポンピデゥー・センターの設計をしたそうですよ~
足元には
人口23万人という
メッスの街の地図がありました
美術館一階部分の天井
この2、3階部分から
夜にはライトアップされて
幻想的な美術館が
夜空に映し出されるそうです
ドイツの国境が近いせいか
ドイツ語やオランダ語もたくさん聞えました
こうやって、大きなカメラを持って
建築の写真を撮っている人達も多く
坂さんを見つけてお写真を撮る人もいました
美術館コーナーから
メッスのシンボル、ノートルダム大聖堂が綺麗に見えるよう
設計されているとのことです
ふと、アートを見る足を止めて
綺麗に広がる外の景色を眺めてみるのもまた
風情があります~
坂茂さん、この度はありがとうございました