前日、那須で一泊。

そこから福島県へ。

私の中ではここからがメイン。


三春の滝桜🌸


2月の検査入院の時、ほんの少し、死ぬかもと思って、やりたいことを思い返した時、三春の滝桜を見たいと思っていたことを思い出した。

昨年、一昨年と、予定がつかず、予定を計画しようとし頃には散ってたりで、頓挫していた。

今回は開花予想を見比べ、行くぞと決めた2週間前に宿を取って、三春さんなら、葉桜でも、開花前でも美しいはずと、三春町のHPを見ては期待していた。


那須を8時に出発。

ナビの予定は9時半着予定。

三春町のHPを見て、運動公園に車をとめて、シャトルバスで行くことに。

結果、我が家はそれで良かったニコニコ

乗る前に、参観料払えてラク、

子どももバスに乗れて喜んでたし🚌


バスもガンガン来るので、渋滞知らずで乗りまして、滝桜の駐車場はもう列をなしていましたびっくり

この時点で10:00前。滝桜への参道?出店道路?は人が沢山…‼️

そして、少し坂をのぼると、見えてきた…🌸


わわわわわわぁ…✨

遠目でもご立派…ラブ

滝桜をバックに写真撮りたい‼️滝桜だけで撮りたい人などで渋滞。そこは、まるでディズニーランド。

それでも居座る人は少ないので、じわじわと流れて行きます。

目の前まで来たら感動。


iPhoneなんかじゃフレームに収まらない大きさ。


見上げると、枝が降ってくるかのよう。

桜の花びらが、風がそよ〜とふけば、1枚、2枚、舞ってくる程度の、満開。

樹齢は千年とも、それ以上とも言われているそうです。


何かのテレビか本で知ったのだけれど、植物に取って、花を咲かせるというのは、非常にコスパの悪い、エネルギーを使う作業なのだそうです。

それも虫を呼ぶため、子孫を残すために、コスパ悪くてもやる価値あると、その季節に、花を咲かすぞ、とエネルギーをふるんだそう。


そんなことをもう千年間続けてきたその姿は目を見張り、これだけの人々を惹きつけ、天然記念物であり、日本三大桜とよばれるだけあり。

幹は太くて、ねじれもあり、老木の装い。

しかしながら、その幹はたくましいのに、沢山の花を咲かせた枝はたおやかで、相反するようで、相反せず。


あなたはここで、千回以上、決まった季節に花を咲かせてきたんですね…

その、幹に刻まれたシワ、ねじれすら、美しく…

あぁ…ダメ…

と涙が溢れてしまって…。

何故か涙が止まらなくて。

樹木に泣けたのは人生初のことでした。


触れたいような、触れてはいけないような神々しさ。(実際は触れられませんが)

枝花まわりに飛ぶ蝶々とミツバチが戯れているわけではないのは分かっているのだけれど、そんなふうにすら見えて、幹からのびる太い枝には、コダマとは言いませんが、何かいるような…いても驚かないような、とにかく、ずっと見ていられる…。


おそらく相当重たいのであろう枝はきちんと支えるべく、柱のように別の木が当てられ、根も踏まれることのない距離に柵があり、この三春さんの生命力はもちろん、この桜をフォローし、見守っている人々の存在も垣間見えます。


その辺はパンフを見ても、グーグル先生からも調べられるのですが、

やはり、台風や大雪で枝が折れたりもしたけれど、都度剪定したり、土壌改良したりと、人の手で、丁寧に守られているようです。


きっと、三春さんは、春夏秋冬、全ての季節で違った顔をされ、どの季節も変わらない逞しさとしなやかさを持っているのでしょうね…


また来ます!

田舎のおばあちゃんに会いに行くように、

「元気だった?」

ってまた、会いにいきます。


そして、いつまでも、まだまだずっっと、元気でいて下さいね。

私、杖をつくようになっても、きっと会いにいきますから。


と後ろ髪を思いっきりひかれて、後にしました。

(子どもの催促がすごくて泣き笑い分かるんだけど。)


この木を植えた柳沼吉四郎さん、木目沢伝重郎さんは、まさか千年以上花を咲かせ続けるなんて、思っていなかっただろうなぁ…。


娘と、三春の滝桜、1000才なんだって。

おばあちゃんかな、おじいちゃんかね。

と話して…娘がおじいちゃんだし、おばあちゃんだと思うと。ホント、そうよね、って思えたのです。


そして、この三春町、町のあちこちに桜が咲いていて、並木道になるように植えられているものもあれば、ポツンと立派に立つものも沢山。

それも、どれも立派…。

後に、パンフレットを見たら、意図的に、町をウメ、モモ、サクラが一時に咲くと知りました。


私の感覚だと、ウメ→モモ→サクラの順番だったので、町内を走っていて、モモ?いや、サクラ咲いてるから違うか?とおもったけど、あの濃い紅色はモモだったんだわ。


山肌を見ても、所々ポツンポツンと、遠目でもサクラだと分かる姿は春がきましたよ、と山が告げているようです。


遠く雪をまだ何もぶっている山(多分安達太良山?)と目の前の満開の桜のコントラストが美しい。

春は、いきなり「春‼️‼️」って来るのではなく、少しずつ、しっかりと、優しく「はる」になって行くのね…照れ

桜の花の色も新緑の色も、うすく、あわく、やさしい色味が多いものね…。


これなら、明日からの仕事、頑張れる気がする…気がする…お願い


あぁ、もう三春の滝桜さんに会いに行きたくなっています{emoji:ラブラブ}