昨日のメニュー。

舞台稽古13~16時。
オケ合わせ16~17時。
プレビュー公演18時15分。

舞台稽古はM27-28-29のナイトメア二回返し

M16の後半「時は来た」~M17

M13のMOD(ドラゴン)前半2回

バンコク

オケ合わせでさらにM2
その他幾つか
MOD全通し、
M16終わりのハイCからM17

そしてナイトメア前半笑

↑の意味がわかる人は、このネタぶりが解るだろう笑 ミスサイゴンの金管の一番キツいやつだけを繰り返しありで休みなしに繋ぎ合わせた「地獄のヒットメドレー」笑


スタミナ自慢の高校生とかにやらせたらどれやってもほぼ間違いなくワンナンバーで果てるでしょう笑 キツい箇所1、2箇所だけ個別にやったら別に誰でも出来る。ただ、全体を通し公演回数を重ねたらと言うのは前者が1としたら後者は72ぐらいの差笑


全開でこれをリハーサルでやるのはキチガイ沙汰と思われる笑


しかし。役者でもそうだが変にセーブすると逆に怪我の元なのだ。


やっぱ自分はワンアンドオンリーで割りきって自分の自然なやり方でやるのが一番いい。それは「コントロールされた全開」である。それが「パフォーマンスのテンション」というシンプルな事だ。


指揮の若ちゃんや音監ビリー氏に「ここまでシャレのようなあり得なくキツい稽古メニュー+本番なら全部全開でやったるよ、余裕!」と豪語した笑 「難しい、だがオレなら出来る」て鼓舞するという発想。


肉体的要素はこのメンタルな余裕あってこそ生きる。


なので躊躇なく稽古の最初から最後まで全開で通した。


すると意外に全然行けるじゃん。一昨日より全然ラク。やっぱこれだよ、この感覚。逆に何回か通すことで自分の正確なポジションを取り戻した。


舞台稽古の後のオケ合わせはリズム隊とキーボードのエキストラの為なので結構色々やったけど、身体が自然に動いてきてM2のハイF上げもど真ん中ストライクで入るし、MODも余裕の全開。


やっぱ迷いが無いだけで全然違う。


まあ、「キツい」のは事実だけどね。でもそれを「あ、きっつ、ヤだなあ」と感じるのと「キツい?上等じゃん」とのは全然エネルギーの出が違うんだ。



それから音の終わりの処理の仕方、フレーズの響かせ方、音の陰影、強弱の芝居における意味合いを表現出来るのとただ譜面を表面上正しく吹くのは雲泥の差だ。


役者稽古観に行ったのはその理由だ。


例をとると、キムの悪夢パート1、M26でトゥイの亡霊と2+2の4小節フレーズが被る時にオレの2小節目3、4拍の二分音符のクレッシェンド、推進が3小節目頭のトゥイの出だしのエネルギーのテンションを設定する。トゥイがオレのクレッシェンドを感じてそのテンションで入ってくれるからそういう時にオケと歌がサウンドするとたまらない。


Sun and Moonのキム&クリスとオケがD-Durに解決する和音も、その広がり、解放を表現するちょうどいいウェイト、推進、ハーモニー感がある。


逆に昨日なんかは「命をあげよう」で玲奈キムの歌と空気の凝縮感のエネルギーでその場に求められている要素がハッキリしてたからこの劇中で一番来る過酷な疲労蓄積も乗り切れた。自然に感じる事の大事さ、強さを今日は本当に実感した。だから今日は舞台のみんなと相棒のブラスセクションに救われた。


本番は舞台のノリ、推進力、ドラマも素晴らしく、有機的に全ての要素が絡むときは魂が感動的に解放される。


これぞ音楽、これぞ舞台。


よかったよかったニコニコ


今日はまた舞台稽古+本番。快復はたぶん大丈夫。根拠ないけどべーっだ!