1日明けてサイゴンに復帰。今日は役者達のストレッチや準備運動とかを見ながらこちらのウォームアップに励んでいた。クラシックのオーケストラやソロをやるには理想的に柔らかくしなやかな唇だったが、サイゴンバージョンの唇は「強くしなやか」でないといけない。ピットと云うのはかなり音が吸われる空間だから自分の音の芯をベルの先の部分で「感じる」ような感覚で吹かなければならない。モニターから返って来るサウンドも湿度により変化するし、今日のような湿度高い環境だとまたに命綱なパーカッション(別室から演奏)とかがいつもよりモニターから聴こえない事もある。
「八分音符が聴こえる」と言うのはピットの中では非常に重要な死活問題である。だから音響デザイナーのミック・ポッターに舞台稽古中に色んな注文は出した。
まだテンポ感、流れ、ダイナミクスが日々変わってる状態である。プレビューと言うのは色々試し、変更を加え、より完成度の高いものにする為の物だ。だから、「本番と同じテンション」なのはそうだが、今の段階ではオケだけではなく色んなレベルで変更、修正が行われてるし、我々は公演前に稽古をしている。だからRaw Materials、つまり芝居に向けての精神性、エネルギーはガチ、本番と一緒。それを磨く、それがプレビューの面白みでもあるのだ♪
サイゴンのペース配分はちょっとしたハプニングで乱れやすい繊細な物だ。管楽器の楽器のシフトやミュート替えも役者の早着替えと一緒である。一手順間違えたらアウトという箇所が色々あり、少し遅れるとセッティングが遅れて口の形が整わず、アタックが出来ずに音が外れるという綱渡りである。だから日々より確実な方法を探し、ミュートの持ち方、置き方、場所、ページめくりを模索するのだ。戦場だ。
しかし、ミスサイゴンの持つパワー、エネルギーに強い求心力があるからみんなが自然にまとまる。そうなると身体は自然に動いてくる。
まだまだミスサイゴンの旅は始まったばかり。明日も舞台稽古→オケ合わせ→プレビュー公演。
うっしゃ!
「八分音符が聴こえる」と言うのはピットの中では非常に重要な死活問題である。だから音響デザイナーのミック・ポッターに舞台稽古中に色んな注文は出した。
まだテンポ感、流れ、ダイナミクスが日々変わってる状態である。プレビューと言うのは色々試し、変更を加え、より完成度の高いものにする為の物だ。だから、「本番と同じテンション」なのはそうだが、今の段階ではオケだけではなく色んなレベルで変更、修正が行われてるし、我々は公演前に稽古をしている。だからRaw Materials、つまり芝居に向けての精神性、エネルギーはガチ、本番と一緒。それを磨く、それがプレビューの面白みでもあるのだ♪
サイゴンのペース配分はちょっとしたハプニングで乱れやすい繊細な物だ。管楽器の楽器のシフトやミュート替えも役者の早着替えと一緒である。一手順間違えたらアウトという箇所が色々あり、少し遅れるとセッティングが遅れて口の形が整わず、アタックが出来ずに音が外れるという綱渡りである。だから日々より確実な方法を探し、ミュートの持ち方、置き方、場所、ページめくりを模索するのだ。戦場だ。
しかし、ミスサイゴンの持つパワー、エネルギーに強い求心力があるからみんなが自然にまとまる。そうなると身体は自然に動いてくる。
まだまだミスサイゴンの旅は始まったばかり。明日も舞台稽古→オケ合わせ→プレビュー公演。
うっしゃ!