といっても勿論自分がするわけじゃないハートブレイク


今日はこれから自分の弟子の結婚式。今日の長崎はこれ以上ない晴れ空で、まさに天晴れとしかいいようがない。


この港のパノラマ的景色が写真では十全に表現出来ないのは残念。


思えば長崎との付き合いも、もうすぐ10年になろうとしている。時の隔たりを感じると共に、今まで自分が歩んできた人生の事を想う。少年期には想像出来なかった40という1つの節目を二年後に控える。


少し前までは人生の中であれはやらないほうが良かったかなあ、ていう事に付いて考えることもあった。今もある意味そうかも知れない。でも、人生という一本のいのちの線がどう描かれ、築かれるのかに対する理解を深めていくと共に、どう何をやっても一本の線は繋がっていく。そして人智と、それだけでは計り知れない縁と言う運命の必然が人を導いていくその形相がみえてきた。だから、煩悩、葛藤はあれど我が人生悔いなし、と言えると思う。


みんなで今作っているファントムを1日離れるだけでなんか寂しい感覚である。


舞台の人間描写の中で人間の心にそれぞれ潜む「ファントム」がそれに共鳴してある種のノスタルジアを感じさせるのかもしれない。自分の場合はそうだし。


長崎の港の風景が目に優しく、頬に当たる風が物言わずに何かを心の琴線に問い掛けている。