音の世界は味覚に似ている。


辛口もあれば甘口もあり、平面的な味の広がりもあれば立体的なそれもある。フレーズをどう唄わせるかで濃厚な脂のコクと淡白で繊細な食材の妙味がコントラストを成す。 過度なルバートや、強引な抑揚で旨味を出す化学調味料のような表現もある。どれをどこでどう使うかで作品の表現はガラリとかわる。これがなまものである芝居や音楽の醍醐味である。


最近は激しくアツい演奏を繰り広げていて、それはそれでいい。ただし、奥行きと繊細な変化に乏しい面もあり、FとFFには厳然たるエネルギー感の差があって然りと思うが、今はそのコントラストが足りない。


それを念頭に少し今日はコンパクトに引き締めてみた。そして本当にFFが要求される所ではドラマチックにやってみた。やはり歌に被さらない音の出し方、一歩下がりながらもサポートをしっかりするサウンドの作り方はまだまだ改善の余地ありだ。


今日は雄大シャンドン大阪初日。今日はクリスティーヌ奪回せんと息巻く静かに燃える青い炎が表情に見れてとても良かった。帰り際に声かけてきてくれたので彼にそう伝えた。


杏ちゃん、最近特に声の伸びが感じられて、フレーズの美味しい部分にいい感じにウェイトがかかってきている音符


小休憩前のコーラスとオケの兼ね合いもタイトに引き締まってエネルギッシュでとてもよかった。


詰めものをした部分、歯の具合がここ数日良くなく、今日はかなりしみて痛かったので明日歯医者にいく予定。集中して痛みを軽減出来たのはせめてもの救いガーン


歯痛いの、ウザいねシラー苦笑


さあ、明日は何人か知り合いが見に来る。また気合い入れていくぞ音符