という訳で今日はファントム休演日。なにげにあと2週間で東京千穐楽というなんか江戸バカンスな気分。ペースも完全に掴んだからスケジュール的にこんなにフィジカルに負担が掛からなくても良いミュージカルがあるのか?て気分。特にヅカとキャンディードのスケジュールに較べたらね。勿論サウンドに対する意識とか、ここぞ!という時のエネルギーのコントラストには神経使うから楽かと云えば全然そうじゃないんだけどねにゃーでも三時間が全然長く感じないし飽きない。


で、今日は13時に起きました、がははドキドキ


まぁ、寝たの4時だけど。




もうすぐ2010年も終わるんだねえ。はやいはやい。年が経つのはどんどん早くなるけど、年を重ねるのがイヤかと云えば決してそんなことはない。それを楽しんでるのはハッキリ感じる。


先日、横浜に教えている富山の高校生の吹奏楽部が来ていたので顔出しに行って、その後キャンディードで一緒だったすどかなの出ているtpt(シアタープロジェクト東京) Musical Workshop-2010 "SHOWCASE" Spoon River The Musicalを観に行った。BankART Studio NYKのNYKホールなんだけど、凄く面白い空間で、色んな可能性を持った空間だなぁと思った。前衛的な事もトラディショナルも出来るなぁ、なんて思った。トランペット一本と役者一人の芝居みたいなのも出来そう。脚本と音楽を自分で書いて。最近音楽と詩の朗読、パントマイム、ダンス等の前衛的な要素も日本では取り入れられているので、出来ると思う。



ショーケース、とても面白かった。Gustavo ZajacのDirction. このスプーンリバーってのは作家のEdgar Lee Masters' の「Spoon River Anthology」が元である。この本だが、作者が自分の住んでいた町に流れていたスプーンリバーという川を作品に出てくる架空の町の名前に設定し、その町で繰り広げられる人生のエピソードやその中で登場人物達が失ったものを綴った自由詩のコレクションであり、原作には212人のキャラクターと244の回想が綴られている。


この舞台では、そのエピソードの数々がモノローグ、歌、踊りで表現され、それぞれに色々なミュージカルのナンバーが使用されている非常に面白い演出。盛りだくさんでお腹一杯になるアップすどかなが歌ったのはオレが実際にブロードウェイでリードの常トラをやっていたミュージカル「Ragtime」の「Your Daddy's Son」で大好きなナンバーの一つだ。あたりの空気が引き締まる気迫を感じてすごくよかったグッド!



その他にもフォッシーのRazzle Dazzleとか、最後にブロードウェイでやったミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の「Sunrise, Sunset」を始め、ニューヨークの日々を思い出す凄くセンチメンタルな気分になった。



空間が前衛的な香りのする雰囲気で、それもニューヨークのエスプリの演出を上手くしている。役者と至近距離なので息遣い、躍動感、表情もハッキリ見えるし。


というわけで超楽しめた。残念ながら昨日で終わってしまったが。



さ、今日は夕方からX会レッスン。