川崎F1‐3北京国安~観客身の上話~ | 残留戦線

川崎F1‐3北京国安~観客身の上話~

ピッチから近い、屋根の無い位置で観戦。

試合自体は、風に舞うみぞれ雪という悪天候ながら面白かった。

合羽着用により、上半身は防水出来た。

傘はスタジアムに着いてからは、ハーフタイムの間に少しさした位でほとんど傘はささなかった。

しかし、スタジアムまでの道のりにて足場が悪く……。

既に、薄く積もっていた。

現地迄辿り着くまでに、靴は少し濡らしてしまっていた。

拍手するために、素手になるも前半が終わらないうちに手に危険信号を感じる。

手袋で対処するも、防水で無かったために濡れる。

よってそこから、素手になった。

拍手をすべき時に、きっちり出来る事は良かったものの……。

吹きすさぶみぞれ雪は、僕からそんな観客としてあるべき行動すら奪った。

手が体温を失いつつあったので、手を保温する選択を迫られた。

よってジャケットのポケットが、手の収まり所となった。

勿論、拍手のタイミングは逃せない。

ゴール裏の川崎サポーターからも、雪を避けながら手拍子は聞こえてきていた。

ハーフタイムには、靴だけでなく……。

靴下にまで、雪による浸食は至った。

ここで、是非も無しと言う余裕すら無かったが……。

自分の目を疑う光景に、見まわれる。

なんと、土曜日に引き続き……。

ふろん太君が、歩いてくるではないか……。

距離を置いて、白いカブのマスコット(名称不明)も着いてきた。

ふろん太君は必死に、雪なんかへっちゃらと言いたげな雰囲気で元気いっぱいだった。

最前列で気付いてくれたお客さんに、アイコンタクトを交えて合図を身体を使って伝えていた。

僕は、叫ばずにはいられなかった……。

つづく