無事これ名馬 | 残留戦線

無事これ名馬

三国志に登場するのは、人ばかりではありません。

有名な馬も、物語である三国志演義ではクローズアップされています。

一番有名なのが、赤兎馬でしょう。

その他には、的廬って白馬が有名です。

この白馬は、蜀を建国した劉備が敵から奪って主であった劉表へ献上した馬です。

しかし災いを招く相が出ているという事で、凶馬とレッテルを貼られました。

そこで劉表は、劉備に体よく返します。

そして作中で何かと劉備に世話を焼いてくれる伊籍が、事の真相を打ち明けると・・・。

劉備は「人の命は天が定めるもので、馬に左右されるものではない」と、やんわり否定しました。

すると、道中落石に見舞われて・・・。

その落下してくる岩を飛び移りながら、安全な場所に劉備を乗せて退避行動をとったそうです。

絶体絶命の厄災から、生還した劉備は・・・。

「凶馬と言われてようとも、生きようとする意志が・・・」 

「私を生還させたのだ」

等と言って、大層この白馬を大事にしたそうです。

私の新しい解釈では、これも無事これ名馬と言えるでしょう。

つまりは偏見やレッテル貼りをしないで、物事の本質を見極める。

その中で、この凶馬が無事に主を助けた。

だから、この凶馬は名馬なんだ。

つまり自分と天の間の約束事と言う考え方で、天命と言いましょう。

その天命に背く事があれば自分の不徳であって、責任転嫁する事は誤りであるっていう姿勢。

それが、この三国演義のエピソードからは読み取れたのでした。

勿論、創作の物語なんだろうけどね。



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