こんにちは。


アルテドレミ音楽教室の岩本くみこです。


ピアノランドでおなじみ、樹原涼子先生のセミナー
「ピアノの魔法、大公開!耳、タッチ、ペダル、コードネーム、作曲!」に
行った時のお話です。(7月)

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銀座のYAMAHAです。

夏休み、また作曲の録音応募の公開レッスンもあることから
会場となったYAMAHA銀座店には子どもたちも大勢来てました。


前半はピアノランドテクニックにも書かれている内容のおさらい。
初めての人や子どもたちにもとてもよくわかります。


次は「聴き取り術」

よくソルフェージュなどでも聴いたり書いたり。
でも何のための「聴き取りでしょう?」と。


耳と心を開いてコードの違い、変化を聴き取り感性を開くためのもの。
自分の音楽が豊かになるための聴き取り術。
聴き取ったもの、それだけにしないために。

樹原先生は聴き取り術の本を

「命を削って」書かれたそうです。
(その後のピアノランドフェスティバルで発売)

そのためのコードのしくみも学べます。


クラシックでもポピュラーでも使えるとてもわかりやすいルール。
実際に子どもたちもコードを作ってみました。


そしてその音のキモチになって声を出してみたり、
ドミナントモーション、たとえ展開していても1音でも2音でもわかるか、
コード進行だけで何の曲か当てたり、などなどしてみました。
(ちなみに私は正解できました!今度どれみさんたちにもクイズをしてみたいです!)

日本人はメロディー人間が多い、その背景にあるハーモニーの変化、流れをよく感じましょう、
とのアドヴァイスをいただきました。


そして次はピアノのしくみと代表的な3つのタッチと3つのペダル奏法。

それぞれとても具体的です。

どれもそれを曲の中で組み合わせることが大切。

子どもたちはピアノの中のダンパーを見たり下に潜り込んで音を体感します。
本当の脱力というのも実際に見せていただきました。

子どもたちにはグリッサンドの奏法も。
ガタガタして痛いばっかりにならない方法を指導されました。
手首からやわらかく動かしていく三日月のような奏法も実際に見ることができ
大変参考になりました。


子ども達も体験。


習ったグリッサンド奏法の中から好きなものをやってみます。


「何がいい?」


「どれでもいい」


「自分で決めるのよ。人生は選択よ!!」


と励まし選ばせていました。



そう!私も思い出しました。

自分の子どもの入園願書に書いた言葉を。
どんな子になってほしいか、という内容だったと思います。


その時


自分が自分らしく、自分でいろんなことが選べる子に・・

といったことを書きました。


親に言われたり親に言ってもらわなくてはならなかったりすると
自分の人生でないような気がして。


先輩としてアドヴァイスするけど自分で選んでごらん、楽しいよ、大変な時もあるけれどねって

接してきました。


思いがけず樹原先生の口からでたお言葉を聞いて、そうそうと改めて再認識しました。


お話が少しそれましたが・・・、

それまで話された中でも、

どのタッチを使うか、どのペダルを踏むか、どう組み合わせるか、
曲によって選んだり弾いている最中でも選択ばかり。


そもそも曲は作曲家が選びに選んだ音。

作曲家の選んだ音、

大事に大事にあたまを使って考えて弾くのですね。


次回はその作曲。
録音審査で選ばれた子どもたちの公開レッスンの模様をお知らせします。


アルテドレミ音楽教室
岩本くみこ♪