早朝、目覚めた俺は、デートがしたい、と不意に思った。
しかし、ここ2週間ばかり風呂に入っておらず体が臭い。そのうえ体中が痒くてたまらなかった。
こりゃぁダニでもいるな、と思い部屋の中を見回してみると、いやはや、ダニどころではなくてゴキブリやネズミが走り回っている始末であった。
とにかくデートと言えば身だしなみが大切であるし俺は銭湯にでも行こうと布団の中から体を起こした。
まぁうちには風呂がないから銭湯代もバカにならないな、とか思って財布の中身を見てみるとジャラジャラとした小銭しかなくて、しかもそのほとんどが1円玉なのであった。
それでは銭湯なんぞにも行けなくて、それでもデートがしたい俺は思案したあげく流し台へと向かい蛇口をひねってタオルを水で浸した。
それから俺はそのタオルで体を拭いたのだった。
これで少しはマシかな、と思いながら体を拭いていたが、冷たくて寒い。
それはそれは凍えるくらい寒く俺は体を拭けなくなって何かいい知恵はないものか、と頭をひねった。
そうだ、運動しながら体を拭けば暖まるかな
と思った俺は部屋の中をぐるぐると回りながら体を拭いたのだった。
だが足を動かすことに集中してしまい、今度は体をうまく拭けない。
体を拭く手がおろそかになってしまうのだ。
体は汚れたままなので困った俺は思案して、それなら発想を変えてみることにした。
俺が運動するのではなくて、このタオルが運動すれば逆に俺が暖まるのではないか……
いわゆる押してもダメなら引いてみろ理論だ。
俺は持っていたタオルをぐるぐると振り回した。
すると、それがとてつもなく楽しいのだ。
それは今まで生きてきた人生の中で一番楽しくて俺はぐるぐるとタオルを振り回しながら思わず笑い声を漏らした。
イヒヒヒヒ………
楽しすぎて合いの声を入れたりもした。
イヤッホゥー!
しかし、時おり振り回したタオルが俺に当たったり、しぶきが飛んだりして冷たくて、寒いのだ。
ほとほと困り果てた俺は思案して、発想の転換もして考えに考えた。
それで俺はポットでお湯を沸かすことにした。
それからしばらくしてお湯が沸いたので俺はカップラーメンを作って食べました。
希望は醤油味でしたが味噌味のラーメンしかなくて、でもまぁ腹が膨れたし一件落着かな、と思って俺はニヤリと笑った。
やがて、腹が膨れた俺は眠たくなってしまい、どうしたものかと考えた。
そして結局、布団のなかに潜りこみ、ゆっくりと目を閉じて、心地よい夢の中へと誘われていくのであった。
おしまい
今日は田植えをしようと思いました。
でも、朝からの雪で田んぼは真っ白。
おまけにコンビニ帰りに思い立ったことなので出で立ちは真っ赤な着物(姉のお下がり)とサンダルでした。
それでも田植えがしたかった俺は田んぼに足を踏み入れました。
しかし、辺りは一面の銀世界で、そのうえ深夜なので田植えの場所がいまいちわからない。
そのため俺は約二時間ほどうろうろと田んぼの中をさ迷い続けました。
やがて、俺の疲労はピークに達し、疲れと寒さで意識が朦朧としてきました。
そして、さらに一時間ほど、歩き続けたとき、とうとう足がもつれ、俺は倒れてしまいました。
疲労と寒さと飢えで震える俺の体に雪がしんしんと舞い降りてきます。
もう駄目だ!
一瞬、そう思いましたが俺は過去の悔しかったことや悲しかったことを思い出して自分を奮い立たそうとしました。
幼少の頃のあだ名がクソ変態やらクソキチガイだったこと、
算数と理科と国語と社会が五段階中に一だったこと、
隣の家のお姉さんの下着を盗んで怒られたこと、
女子トイレを盗撮し見つかって怒られたことなどを……
すると、不思議と力がみなぎり俺は立ち上がることができました。
逆境に負けるな!
俺は泣くのをやめ着ていた着物を脱ぎ捨て裸になると、その着物で肌を擦りました。
ゴシゴシと背中や腕、首筋や腹の辺りを。
THE 乾布摩擦!
「乾布摩擦(かんぷまさつ)とは、肌を乾いたタオルなどで直接こする健康法のこと。日本では風邪の予防法として、小学校・中学校・幼稚園・保育園・老人福祉施設などで行われることもある。]
さらには気合いを入れるため、大声を出しながら乾布摩擦をするのであった。
わっしょい!わっしょい!
どんどんのってきた俺は走り回りながら乾布摩擦を続けた。
わっしょい!わっしょい!
それから間もなく、通報された俺は警察官に連れていかれるのであった。
でも、朝からの雪で田んぼは真っ白。
おまけにコンビニ帰りに思い立ったことなので出で立ちは真っ赤な着物(姉のお下がり)とサンダルでした。
それでも田植えがしたかった俺は田んぼに足を踏み入れました。
しかし、辺りは一面の銀世界で、そのうえ深夜なので田植えの場所がいまいちわからない。
そのため俺は約二時間ほどうろうろと田んぼの中をさ迷い続けました。
やがて、俺の疲労はピークに達し、疲れと寒さで意識が朦朧としてきました。
そして、さらに一時間ほど、歩き続けたとき、とうとう足がもつれ、俺は倒れてしまいました。
疲労と寒さと飢えで震える俺の体に雪がしんしんと舞い降りてきます。
もう駄目だ!
一瞬、そう思いましたが俺は過去の悔しかったことや悲しかったことを思い出して自分を奮い立たそうとしました。
幼少の頃のあだ名がクソ変態やらクソキチガイだったこと、
算数と理科と国語と社会が五段階中に一だったこと、
隣の家のお姉さんの下着を盗んで怒られたこと、
女子トイレを盗撮し見つかって怒られたことなどを……
すると、不思議と力がみなぎり俺は立ち上がることができました。
逆境に負けるな!
俺は泣くのをやめ着ていた着物を脱ぎ捨て裸になると、その着物で肌を擦りました。
ゴシゴシと背中や腕、首筋や腹の辺りを。
THE 乾布摩擦!
「乾布摩擦(かんぷまさつ)とは、肌を乾いたタオルなどで直接こする健康法のこと。日本では風邪の予防法として、小学校・中学校・幼稚園・保育園・老人福祉施設などで行われることもある。]
さらには気合いを入れるため、大声を出しながら乾布摩擦をするのであった。
わっしょい!わっしょい!
どんどんのってきた俺は走り回りながら乾布摩擦を続けた。
わっしょい!わっしょい!
それから間もなく、通報された俺は警察官に連れていかれるのであった。